マスコミ対安倍政権

 曇り、気温は20度。日中は30度近く上がるようである。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20170721/ddm/002/100/120000c) 

 愛媛県今治市獣医学部を新設する事業者に学校法人「加計(かけ)学園」が決まる2カ月前の昨年11月に、山本幸三地方創生担当相が「四国に新設する」と日本獣医師会側に伝えたとされる同会の内部文書は、今月24、25両日に開催される衆参両院の予算委員会の焦点となる。山本氏は20日、文書について「獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したもので正確ではない。私からは『京都もあり得る』と述べた」と反論。両者の食い違いが際立っている。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20170721/k00/00m/040/154000c

南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報を巡る問題で、稲田朋美防衛相に陸自内で保管されていた日報の存在を防衛省幹部が伝えていたものの、特別防衛監察の結果の原案には反映されていないことが分かった。政府関係者が明らかにした。稲田氏は関与を否定しているが、陸自が防衛監察本部に提出した報告書では稲田氏への報告に触れられていたという。最終的な監察結果で、稲田氏の関与の有無がどのように説明されるかがポイントになる

 民進党の党勢低下とともに、自民党の驕りがこの問題の原因なのは間違いない。あまりにも世論の支持が高く、その人気が自民党全員に対してあるのだと誤解している。決して自民党が独走態勢という訳でなく、それに代わる受け皿が何もない状況なのが日本なのである。

 一度政権を現実路線で獲得したことを忘れてしまった民主党の成れの果て民進党は、反自民の余り現実路線から非現実路線に転換し何でも反対の党になった。

 自民党と2大政党に成ろうとしていた時期は、影の内閣という政権交代に備えて議員が努力していたのだが、今では昔の社会党と同じである。反対を唱えそれに代わる代案は出さずして何が政権交代か、寝てから言えという体たらくになってしまった。

 何でも反対の党は、共産党と旧社会党の役割であって民進党の役割ではない。その民進党を作り出したのも陰で応援する一部マスコミなのだから笑えない。民主党時代に現実路線、例えば自衛隊容認、増税についてそれまで何が何でもと反対していたマスコミが民主党政権になった時に現実路線に転換し民主党の政策に異を唱えないようになったのには驚いた。

 2大政党の片方が勝手にこけてしまったのだから、急に競争相手がいなくなってしまったため慢心したのが今の自民党である。だから今の政界はバランスが悪くなってしまったのである。

 

 その揺り戻しが今の状況であり、そのバランスを取る形に世論が動いているのが今の現状である。それにしても民進党支持のマスコミもその大元が機能不全に陥てしまったため目標を安倍下ろしに目標を定め、そのためなら自民党内の反安倍勢力の尻を持とうと動き出しているのは笑える。

 

 風の流れを読んで色々動いているのだろうけれど、それがあからさまに見えてしまっては、マスコミは国民を従える権力者だと思っているのかと思う。

 時代は動き出している。今までマスコミが作り上げてきたブームは過去の話である。マスコミの影響力は以前より格段に下がってきている。

 その辺りの権力をまた自分の手元に引き寄せたいのだろうが、時計の針は進んでいる。幾ら過去に戻ろうとしてもタイムスリップはできない。

 もし、このまま安倍政権が逃げ切れたならマスコミの影響力は弱くなった証拠になる。既にその流れは変わらないだろう。変わるとしたら中国のように国民への情報を遮断し、自分たちの都合の良いように情報を作り替えて与えるような国になるなら可能だが、そうなるとマスコミは権力の下僕となるしかない。