煽り運転

 小雪、気温はマイナス1度。予報通り風が横殴りに吹き始めた。朝方は本当に穏やかだったのだが、そんな状態が長くは続かない。

 日中は気温が上がるため雨、夕方から雪に変わる予報で所により大雪になる。5年ほど前の爆弾低気圧が北海道に来た時と同じ状況だと盛んに朝の天気予報では伝えている。

 雨や雪なら多少は問題ないが、強風が伴うと色々問題が起きる。地吹雪による視界不良や吹き溜まりにより事故が発生しやすく、相当昔になるが、この時と同じような天候から50㎝程一遍に雪が積もったことがあった。その時は吹き寄せられた雪により玄関のドアが開かないといったことを経験したが、あれも予期せぬ被害が多くのところで起こった記憶がある。

 こういった危険な日は、無理をせず家に留まるほうが良いのだが、その被害を防ぐために家の周囲を見回りに行ったりすることがかえって危険を呼ぶことになる。

 昔、猛吹雪の日に家の外に出た後、目と鼻の先の家が見つからず迷って凍死したという事件があった記憶がある。そういった被害が出ないことを願うばかりである。




引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180228/ddm/041/040/131000c) 

愛知県岡崎市東名高速道路で約4キロにわたって先行車にあおり運転をした上、追い越し車線上で急停止させたとして、愛知県警高速隊は27日、岐阜県各務原市の私立大学1年の少年(19)を暴行容疑で逮捕した。急停止で計5台の車が絡む多重衝突事故に発展しており、高速隊が詳しい経緯を調べている。

引用 西日本新聞https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/397772/

 横浜市の自動車専用道路で1月、ごみ収集車の前方に割り込み、急に減速し横転させたとして、神奈川県警は28日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの疑いで、横浜市旭区、会社員李義之容疑者(52)=韓国籍=を逮捕した。「やっていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は1月13日午前11時半ごろ、横浜市保土ケ谷区横浜横須賀道路下り線で乗用車を運転中、ごみ収集車を追い越して急減速する妨害をし、よけようとしたごみ収集車を横転させて男性運転手(35)に軽傷を負わせた疑い。

 上の2つも最近問題となっている煽り運転による事故のニュースである。煽る運転は日常茶飯事に起きていることで事件事故があって初めて話題になる。

 煽り運転をする人間に年齢は関係ないことが多い。更に自分は煽り運転をしているという自覚がない人間も多いだろう。人間の感覚的なものもあるので一概にどのレベルがあおり運転というのか定義するのは難しいが、接近運転をし、抜かせる状況でも追い越していかないというのが煽り運転の一つの目安だろう。

 最近の車は、軽でも高性能で簡単にスピードを出すことができる。そのため、北海道でも雪道を高速で運転する車が多く、雪道で慎重な運転をしている車を縫うように走り去る車が多い。そういった環境や慣れによりどうしても相対的に車の車間距離が近くなるのも事実である。

 本来、ある程度の走行車数がある場合、全ての車が適切な車間距離をとり同じ速度で運転するのが渋滞を呼ばないのだが、上記の例のように車通しのスピード差が大きいと却っ流れが一定しなくなる。

 もっと自動運転カーが普及し、混雑する道路では自動運転で走行するというような状況になれば良いと思うのだが、果たしてその状況が数年先なのかそれとも永久に来ないのか雪国の道路事情もあり予想が付かない。スピードの出しすぎには注意が必要である。