曇り、気温はマイナス15度。今日は、高気圧の影響で晴れるが、明日から低気圧が近づき大荒れの天候になる。予報では大雨の後、大雪という予報で3月も荒れた天候が続く。
引用 福井新聞(http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/299444)
韓国と北朝鮮は27日、板門店の軍事境界線北側にある「統一閣」で平昌冬季パラリンピックへの北朝鮮の参加に関する局長級の実務者協議を開いた。韓国統一省によると、北朝鮮は大会に応援団や芸術団を派遣しない意向を明らかにした。
当初はオリンピック同様選手団を派遣する予定だった北朝鮮だったが、オリンピックでの北朝鮮選手団の活躍のしなさすぎとパラリンピックの世界の注目度の低さから、金正恩が派遣する意欲を失ったというのが正解に近いのではないだろうか。
北朝鮮にとって今回のオリンピック派遣は、韓国に対するゆさぶりと同時に、北朝鮮の存在感を世界に知らしめるためだった。極東の国は世界で注目を浴びるには、核爆弾を開発したり、テロ活動を起こしたりすることで目立つしかない。世界に無視されないための行動だと考えれば一連の活動も説明が可能である。
そんな国でも悪知恵は働くので、インターネットで攻撃したりお金をせしめたりすることは、他の国に真似のできないことである。国の産業として盗みを働くことが一つの職業として成り立つのだから、国際社会から拒絶されても無理はない。
そんな国際社会の中にいて、声を掛けてくれるのは隣の同胞の国である韓国だけなのである。その韓国に対しても北の人々は、アメリカの属国として存在していることに対して優越感を感じ、更に韓国人の中にも米中ソの間に挟まれながらも国を維持している北に対してシンパシーを感じているのだろうと思う。今の韓国は米中に挟まれ身動きできない状態だからである。
今回のオリンピックは、韓国の優位性を北に見せつけるという点では失敗したと思われる。今回のオリンピックで気付かされたのは、国は豊かになったけれど国民の心の貧しさである。別に日本の国民の心が満たされ慈愛に満ちていると言っている訳ではない。
自分が傍から見るに、北朝鮮は自国でオリンピックを開きたいのだと思う。北朝鮮が国民の前で軍事パレードを行い自国の優位性をひけらかすように、金正恩も目の前で世界の国の選手が自分の眼下を手を振りながら通り過ぎる姿を見たいのだと思う。それができない歯がゆさを今回の大会の中で気付き、これ以上目にすることを拒絶したわけである。
自国でオリンピックを開くためには、世界で認められなければならないし、核兵器を手に入れた今、後は経済力をつけるしかない。国が豊かにならなければ開催することもできないからである。其れでは次に何をするかと言えば、韓国の経済力の乗っ取りだろう。
それが可能かどうか、まさに現政権の動きに注目だろう。