高齢化とともに増える認知症患者

 雪、気温はマイナス9度。強烈な寒波が北海道上空に来ているらしいが、朝の気温は、寒波と関係なく低い。

 昨日から今日にかけて低気圧が西から東に通り過ぎ、西高東低の気圧配置という典型的な冬型の気圧配置である。低気圧の中心が北寄りのため雪風は道北地方への影響が強い。

 今日から明日にかけても雪風の影響が強く年末の天気は荒れ模様で終わりそうである。

引用 朝日新聞https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181226-00000039-asahi-soci

高齢者とみられる人物の運転する乗用車が時速40キロ前後で歩道を走行する動画がツイッター上にアップされ、話題になっている。投稿者は朝日新聞の取材に対し、宮崎県延岡市無鹿町の国道388号で25日午後2時20分ごろに撮影したと説明している。

 県警延岡署は26日朝に通報を受けたといい、調べ始めた。車のナンバーなどから運転者の特定を急いでいるという。投稿者によると、当時、歩道には歩行者もいたという。朝日新聞の取材に、現場に近い延岡市内の住民は「歩道を走る車は市内のあちこちで何度か目撃したことがある」と話している。

 この先日本は超高齢化社会を迎え、平均寿命は更に延びることになる。長生きすれば、認知症に罹患する確率は高くなり、長生きすることで高齢者の半数が認知症になると言われている。

 時折、間違って一方通行に侵入したとか、高速を逆走したりとか、ブレーキとアクセルを間違ったというニュースが報道される。北海道では、JRの本数が減り、更に鉄道がバスに転換されるようになり益々高齢者の車依存度が高くなっている。

 ある程度都会に住んでいれば買い物などは徒歩圏内で済ますことができるが、地方に行けば行くほど周囲にお店は無く買い物は、車で行くしかない遠い距離となる。都会と違いタクシー会社など近くに存在せず、遠い距離を移動するのは、車でしかない。かえってそういうところに住む高齢者の車の運転は、交通量が少ないため事故を起こす確率が低いのかもしれない。

 問題なのは、やはり都会の高齢者が認知症にも関わらず、その認識が無く車を運転することが時折みられることである。その多くは、高齢者夫婦のみの生活か単身者であるため、認知症であることに気付くのが遅れることである。そのため、だれも運転を止められる人が近くにいないのである。

 今後、益々交通ルールを守らない運転者の割合が増えるのは間違いない。それを管理するのは、警察なのか、市役所などの公的機関なのかハッキリしない。

 警察では、免許更新の際簡単な検査を行うが、認知症初期ではその簡単な試験はスルーされるだろうから、そのスルーされる正常と異常の境界で生活する人のほうが問題となる。

 最初に書いたように長生きする人の半数は認知症になるのである。体が健康であっても何らかの理由により体力がありながら正常な生活ができない人がどんどん増えていく。

 しかし、社会のシステムは認知症に対する仕組みを持たないまま合理化されていく一方で、そういった人がその中に混じって生活するようにはできていない。そういった人が社会で共生できなければ、それにより社会は崩壊していくだろう。