韓国軍にとっての敵

 雪、気温はマイナス7度.北海道は低気圧に覆われ日本海側は強風と大雪になる予報になっている.さらに、今日より明日が相当な強風が吹き荒れることになりそうなので注意が必要である.

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韓国軍の主張が変わっているようだが、韓国軍にとって日本側の責任に持っていこうとする姿勢は変わらないため、解決が見えてこない状況である.日本側の対抗措置があるとすれば韓国軍がレーダーを使用したという波長の公開しかないが、韓国軍が認めなければ証明できない.

 この問題、なぜか文大統領からの発言は無い.出てくるのは、相変わらず韓国軍の主張のみである.韓国政府はこの問題について何らかの声明を出すかと言えば無言で今のところ韓国軍と防衛省のやり取りばかりである.

 韓国軍と自衛隊の関係の悪化は、それ以前の海上自衛隊駆逐艦日章旗問題の時にあった.日本側が日章旗を掲げる件に妥協することなく参加を取りやめた時もそうだが、彼らから日本に対して反日的行動を取り始めたと言って良い.

 彼らが日本との関係を悪化させたいと望んでいるような行動ばかりとり始めている.もし、この問題を解決するため妥協したとしても彼らの態度は変わらず、日本が妥協すれば妥協するほど嵩にかかって難題を突き付けてくるのが目に見えている.日本側にとって妥協することのメリットは何もない.

 いつもなら自衛隊の行動の粗を探し韓国側の味方をする日本の新聞社も現在のところ事実の報道のみである.深読みすれば、日本の新聞社に影響力を与える勢力の朝鮮系組織の力が相対的に弱まり、中華系の組織の力も米中貿易摩擦の影響で力を発揮できないか、様子見をしているのではないかと想像してしまう.

 さて今回の騒動、基本的に日韓の争いであり、北朝鮮、中国、アメリカなどは登場してきてはいない.この問題が、解決しないことでメリットを得るところはどこなのだろうかと考えるとメリットを受ける国は無い.強いてあげるなら北朝鮮で日韓の対立が激化すれば北朝鮮に対する韓国からの脅威が減ることだろう.

 文大統領の北朝鮮訪問から韓国内は南北統一の実現に向けた動きが活発化している.北朝鮮が首を縦に振ればたちまち韓国は統一に向けて行動するだろう.国内的には、同じ民族という同族意識は高いからである.そのために、北朝鮮の敵国である日本は、韓国にとっても敵国という意識が強いのであろう.

 しかし、韓国が北朝鮮よりも経済的に強国であったとしても統一となると話は別で、国対国の関係でいえば、一党独裁国家の国民の意思統一は強固であるなら民主主義国家の優位性は無くなる.それは、お互いの国に住む国民の中にいる反乱分子のまとまりの差と言える.いくら韓国民が裕福な暮らしをしていてもそれを幸せと思わなければ何の優位性も失われるからである.かえって裕福な暮らしに対する反発は大きいだろう.

 

 南北統一に向かう韓国の韓国軍にとって将来共に戦うのは日本の自衛隊ではなく北朝鮮軍なのである.そうなれば日本は敵軍として扱うのは当たり前の発想なのである.