レーダー問題に残る禍根

 曇り、気温はマイナス15度.今日は平穏状態で明日から少し天候の変化が予想されている.厳しい寒さも後一月ほどなのだが、これからが本番というのが恐ろしい.

 

 

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「 韓国海軍の駆逐艦海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題で、防衛省は21日、最終見解を明らかにした。哨戒機が照射を受けた際に探知したレーダーの電波を音に変換した記録を新たな証拠として公開。改めて韓国側に強く抗議し、照射の事実を認め、再発防止を徹底するよう要求した。実務者協議に関し「真実の究明に至らないと考えられ、韓国側と続けることはもはや困難と判断した」と表明し、協議の打ち切りを示唆する異例の対応を取った。

 一方で、防衛省は日韓、日米韓の防衛協力について「極めて重要で不可欠との認識に変わりはない」と指摘した。」

レーダー問題、これだけ相手の非を指摘しても何の解決策が見いだせなかった.すこし無力感を味わっていることだろう.

 しかし、再度このようなことが起きた場合、自衛隊は、日本政府は、どのような対応になるのか詰めておく必要がある.

 今回韓国は、自衛隊機に対して日本のEEZ内であっても敵として扱うということであるから、本当に攻撃してきた場合も想定されることである.更にこういったことの積み重ねがあれば、日韓平和条約の意味を失う.

 

 もう一つ重要なのは、極東におけるアメリカのミリタリィパワーの減少である.少なくとも「911」の頃のアメリカの勢いは消えた.アメリカ自体が巨額の債務を抱え青根吐息なのはわかるが、世界を圧倒的に支配する勢力が無ければ、日本の戦国時代のように世界は荒れる.少なくともアメリカの存在意義はそこにあったのだが、弱体化してしまった今の状況は、世界にとって不幸なことである.これまで以上に世界各地で争いが起こるだろう.