インフルエンザ

 曇り、気温はマイナス5度.時折強く吹く風が体温を奪う.頬などはしばらく外にいると皮膚感覚を徐々に失ってくる.

 

 

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 インフルエンザの流行は、小中高と3学期が始まと同時にもっと猛威をふるうと予想していた.多くの学校で休校などで対策をしていると思うが、この流行は下火になることはないだろう.

 

 以前、インフルエンザの予防接種は、義務教育の年代で集団でおこなわれていた.それが、予防接種を行って起きた副作用が発症し、その結果30年ほど前から任意での予防接種に移行した.

 任意で予防接種を行うのでやはり接種しない選択を行う人が増えたことにより、30年前まで続けられてきたことで、免疫を獲得していた集団が多かったのでインフルエンザの流行が抑えられていた見てよいのだろう.逆にインフルエンザのウィルスに暴露する子供が減ったことでその期間の子供から大人になった人たちは、免疫を獲得していなかった可能性がある.

 

 この辺りの判断は難しいのだが、このようにインフルエンザの大流行が何年も続けばいつしか日本人の大半がインフルエンザウィルスに対する免疫を獲得しいつか流行が下火になる可能性がある.それまでの期間を辛抱するか、再度予防接種事業に取り組むかの選択が考えられる.

 医療費的には、これ程大流行が毎年繰り返されるのなら、予防接種事業にかかる費用より巨額になっている可能性がある.詳しく調べるデータがないのでこれは予想でしかないのだけれども.小学生に対する予防接種は必要かもしれない.

 

 引用したニュースの中でも取り上げられているが、インフルエンザの予防接種をしたからと言ってインフルエンザを発症しないというわけではない.免疫を獲得していなければ感染し発症する.あるいは免疫力が弱いため症状が軽いが感染するということも起きてくる.だから、予防接種は万能ではない.しかし、免疫力を獲得するためには、ウィルスに感染するか予防接種するしかなく、ただし、ウィルスに感染すると体にしんどいという差があるだけである.