韓国、そして沖縄

 曇り、気温はマイナス12度.朝は放射冷却の影響で気温は低いが日中はプラスの陽気になりそうである.つかの間の小康状態というところだろう.

 

 

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 この問題、日本政府が断固たる対抗措置を取るとしたが、何を行うのか動きが見えない.韓国がこうした態度を取れば日本も対抗措置をとることになるだろうが、その対抗措置が限界に達したときに断交ということになるのだろう.韓国は日本と断交しても構わないと思っている節もある.逆に日本がそれに対して慄く勢力がいるということである.

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今朝のテレビニュースはこの話題を取り上げていた.果たして沖縄県民はどのように考えているのだろう.

 

 理想は、米軍基地の無い沖縄だろう.米軍基地が無くとも観光で十分暮らしていけるだろうし、有事の際真っ先に攻撃対象になることもない.

 ただし、本当に米軍基地がなくなったとしても、自衛隊の基地は残るだろうからそれを全く攻撃の対象にならないとは言えない.

 理想は、沖縄だけが永世中立国のような態勢になれば良いのだが、それが問われているような気もする.

 

 例えば北海道の札幌市の中心部にアメリカ軍基地があり、たくさんの市民が暮らす真上を軍機が飛び交う景色を想像したらやはり中心部に基地はいらないと思うだろう.出来たら別のところで訓練してもらうほうが安心である.

 だから、例えば石狩湾の近くを埋め立てて、そこに米軍基地を作るという提案があれば賛成するだろう.あるいは、北海道は広いので余り人が住まない地域に移設してくれるならそれの方が良いと考えるだろう.それは自分の家の隣に引っ越してこない許容するだろう.

 

 今回の沖縄の基地をどう扱うか、沖縄県民がどのように考えるかであるが、自分も沖縄の島の中央に位置する嘉手納空軍基地はあまりにも目につき、あれこそ移転すべき基地だと思う.

 その次にはやはり嘉手納ということになるが、一遍に全てを移転するのが無理だというのならやはり少しづつということになる.

 

 最近、ロシアもアメリカに対抗して極東の防衛、あるい進出を考えている.この先北海道がやはりロシアの突然の侵攻に備えて防衛強化しなければならないことになり、その備えをしようとすると今の自衛隊の規模ではロシアに対抗するのは無理だろう.

 今の時代、一昔前の戦争とは違い、誘導ミサイル、無人攻撃機などハイテク化しており、少ない人員で相手の戦闘力を無力化する方向に進んでいる.もしそういった戦いに移行するなら自衛隊もそういった装備に切り替える必要がある.自衛隊員は、攻撃要員ではなく、制圧後の維持要員として必要になるだろう.

 

 そういった今後の戦い方を考えてもアメリカ軍基地の今後の役割は変わってくるだろうし、補給基地あるいは、戦闘員の訓練基地という役割が増すだろう.だから、その意味で米軍基地が訓練に特化するなら、この先アメリカ軍基地は、同盟国のあかしとしての意義しかなくなるだろう.

 

 未来に向けた軍基地の在り方はアメリカも模索するし、アメリカもハイテク化が進めば米軍基地の在り方も変わってくる.それを考えると今辺野古に移ったとしても、数十年後には訓練基地としての役割を終えている可能性がある.

 

 一番最初に来た韓国との関係もだが、数十年先には、朝鮮半島は統一しているだろう.その後再分裂する可能性があるが、そうなったとき、韓国と日本にある米軍基地は両国間の争いの防波堤としての必要性が出てくるのではないだろうか.朝鮮半島が統一された時アメリカ軍基地が撤退すれば更に沖縄の重要性が上がってくることになるので、沖縄の米軍撤退は日本政府としても認めたくない事実になる.