挑戦しないと生き残れないと思う

 曇り、気温は3度.風が冷たい.

 

 

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 ホンダは数か月前にもイギリスからの撤退を表明していた.このところパッとした新車も登場せず、主力のガソリンエンジン車も売れ行きを伸ばせていない.過去には車といえばホンダという時期もあったが、どこかで足を踏み外したようだ.その理由は、はっきりとしないが、ガソリンエンジンの代わのハイブリット、電気自動車も開発に遅れをとっている状況で会社としても苦しい状況に陥っているのがこの発表でよくわかる.

 昔は、アイルトンセナに代表されるF1で話題を独占していた.今でもホンダはF1に挑戦しているのだが、ルノーフェラーリ、ベンツなどのヨーロッパメーカーの後塵を拝しているし、そのF1自体も環境問題からあまり興味を持たれなくなったのも事実である.

 

 日本は、自動車産業の売り上げで高収益を上げているはずなのだが、国内の車の売り上げが激減し、海外でも苦戦し始めるといよいよもって日本の主要産業を失う事態になる.

 この車の売り上げの激減は、スマホの普及だと思う.月々1万円以上の通信費用を払っていては、娯楽につぎ込むお金は減ってくる.そこで若者から真っ先に切り捨てられたのは車なのだと思う.自動車のライバルは、公共交通機関ではなくスマホである.

 

 この先、未来の車は自動運転あるいは空中を飛ぶ自動車になるのかもしれないが、その技術は自動車メーカーだけの専売特許ではなくなる.新しい技術を取り入れれば取り入れるほどライバルは自然と増えてくる.

 

 家電や電子機器の部品がいつの間にか日本のお家芸でなくなったのは、つい最近のことである.本当に一度不利になれば坂道を転がり落ちるように転落していく.それを持ちこたえることができる企業は少ない.

 更に言うと新興の企業もその多くはゲームなどの企業でこの世界も生き残りは厳しい.かといって今では天下を誇るappleGoogleFacebookAmazonもトップが故にいつか足元をすくわれる時が来るだろう.栄華は何時までも続かないし、頂点に立つことが退化を速めてしまうこともある.

 挑戦し続ける企業が生き残るのは間違いない.