対 大分 (H)1-2

 晴れ、気温は2度.昨日は霙が時折降る寒い一日だった.今週は、やはりまだ西高東低に近い気圧配置だが、週半ばころには徐々に東の低気圧が弱まってくる.ようやく春に近い気温になってくる.

 

 土曜日の試合、DAZNで見た.

 

 試合結果はすでに判っていることなので詳細は省くが、ドームの芝が思った以上に凸凹しているのでパスサッカーを標榜しているコンサドーレの選手にとっても上手くパスが繋がらない状況が続いたように感じる.

 もう少し技術力があればそんな芝でも問題ないはず.きちんと整備された宮の沢の芝生で練習をしているのであまり技術力の優劣は目立たないのだろうが、こんなところで差が出てくる.

 だから前半で交代した荒野選手にしてもきちんと整備された芝なら問題ないプレーも今回は粗が目立つこととなったが、それにも負けないくらいプレーの質を上げる必要がある.

 更に、チャナティップ選手も荒れた芝に足元がおぼつかなく得意のドリブルを発揮できなかった.そのドリブルの能力が発揮できないため他の選手から中々パスを出してもらえない状況が続く、ボールを奪われてしまう心配が大きくなってしまい考えが小教区的になっている.

 またサイドの選手もボールを失うことを恐れてか、どうしてもアーリークロスや中にドリブルで入っていく展開が多く、ゴール前に人数を掛けて守る相手に対して効果がない攻撃を繰り返す.菅選手などは去年なら強引に縦にいってロスしていたプレーがなくなり早めにクロスやパスで自分の役割を終えようとしているように見える.

 今回先発した中野選手もゴールという結果は出したが右サイドではドリブルで突っかけることはなく相手に裏をとられて逆に消極的なプレーに終始した.

 そして、鈴木武蔵選手は、代表に選ばれてプレーに迷いが出てきている.相手の最終ラインの裏に飛び出すプレーが持ち味なのにワントップを意識して最終ラインに並んでしまっている.ボールのトラップ技術も劣っているためどうしても次につながらない.本来はシャドーの位置にいるべきなのかもしれない.ワントップでプレーできるように我慢して使うか監督はどう考えているのだろう.

 もう一人のFWであるロペス選手は、シャドーなのかワントップなのか判らないプレーをするため鈴木武蔵選手とポジションがどうしても被ってしまう.お互いポストのボールを拾おうと考えているのか、ちぐはぐなコンビネーションを披露している.

 そうして最後に進藤選手.去年までの攻撃参加が結果を出していたので最終ラインから最前線に顔を出すのは良いのだけれども、相手はその上がった裏を突いてくるようになっている.狙われてしまっているは明らかだが、攻撃が最大の防御と考えるミシャ監督の元そうせざる負えないようになってしまっている.

 攻撃が効果的に発揮されれば進藤選手の位置取りは良いのだが、最近の全員が攻撃参加している時のパスカットが多いためどうしてもカウンターに弱い結果になっている.相手に奪われず攻撃がシュートで終わるようにしないと今後もカウンターの餌食になってしまう.

 

 総括すると、ここで守備重視にするとコンサどーレは死んでしまうかもしれない.対策されたとしてもそれを打ち破る攻撃力を持つ必要がある.

 それにしても肝心な時にジェイ選手の不在は痛い.本来なら大分の試合はジェイ選手が先発すべきだった.そのチャンスに出場できなければレギュラーは厳しい.