対 神戸(A) 2-3

 曇り、気温は15度.9月に入り天候が不安定になっている.この先の天候の不安定さは注意が必要である.

 

 神戸との土曜の試合、DAZNで視聴.

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 ノエビアスタジアム神戸で行われたが、湿度は80%以上、気温は30度くらいだったのだろうか蒸し暑さの中の試合だったようだ.

 

 この試合のポイントは、相手の神戸は、中心選手のイニエスタ選手が怪我で欠場すると言われておりその影響から少しフォーメーションを変えてくることは決定していた.

 上にも書いたように暑さにより選手の疲労をどう対処するか監督の腕の見せ所であった.

 

 試合は、最近数試合のコンサドーレが行う、ゴール前からのプレスをやめセンターライン付近から相手へのプレスを開始する形で始まった.

 ゴール前のブロックをしっかり作り相手にボールを持たすことで移動距離を減らし、自分達の攻撃はサイドを前に走らせるかジェイ選手のポストプレーから前につなぐやり方で、極力省エネに徹するやり方である.

 これも相手のイニエスタ選手がいないことで上手くいったわけで、彼がいるとゴール前を固めても連携で崩される恐れが高かった.

 神戸もある程度ボールを持ちコンサドーレのゴールに迫るが、ゴール前の選手にマークが付くためシュートチャンスを得られず、逆にコンサドーレのカウンターで長い距離を全員、守備に戻らなくてはならないために徐々に体力を減らされる感じである.相手の主力選手は年齢が高いということが後半足が止まることが予想された.

 

 試合はそれでも神戸のショートコーナーから宮澤選手が頭でそらせたボールが相手の田中選手に渡り豪快なシュートを決められ先制されてしまう.前半も残り少なくなったのでこのままと思われたが、そこから一気にコンサドーレの攻撃が始まる.

 相手ゴール前にチャナティップ選手が持ち込みシュートを狙うが相手DFに防がれ、そのこぼれ球をチャナティップ選手がジェイ選手につなぎヘディングシュート.それを相手キーパーが手で弾いたボールを武蔵選手がヘディングで決めて直ぐに同点に追いつく.

 前半直ぐに同点に追いつけたのは前半抑えめに試合を進め後半勝負を考えていたコンサドーレにとって予定が狂ったのを元に戻せ、後半のプランを実行しやすくなった.

 

 後半は、コンサドーレの作戦が変わった.前半はセンターライン付近で相手の攻撃を抑え始める作戦だったが、後半は相手の3バックにジェイ選手と武蔵選手がプレスを掛け、相手のボール供給役であるサンペール選手にチャナティップ選手がマークに付くやり方になった.

 それが見事にはまり、相手の攻撃を遅らせることに成功.コンサドーレの作戦変更に神戸は前半と同じやり方をしてきた.

 それが功を奏し、相手を敵陣に押し込めることに成功し、チャンスから最後はジェイ選手が押し込み勝ち越す.

 

 その後は、前半と同様相手に攻めさせながらカウンターという形に持ち込み体力勝負に持ち込んだのだが、またしても福森選手のクリアーを田中選手の押し込まれ同点とされる.

 同点とされたが相手の体力の消耗は相当で、足を延ばす動作をする選手が増える.そして札幌が得たCKからキャプテン宮澤が見事なヘディングシュートを決めて再度勝ち越しに成功.

 相手は、交代選手をつぎ込むがその反撃を抑え勝利を得た.

 

 この試合、ジェイ選手のシュートはDAZNでは腕に当ててゴールに押し込んだ映像が流れ、もしVARがあればゴール取り消しとなるものだったが、主審、副審からはあれを見ることは不可能.

 もう一つは、ペナルティエリア内で味方のクリアを手に当てた白井選手のプレーがハンドではないとされたプレー、競技規則が変わりこの辺りどうなのと思ったが、故意ではないプレーとされたようである.

 

 これで勝ち点3を得ることができたが上位陣は川崎が負けて順位を落としたが、他は勝ったため7位と変わらず.

 これで勝ち点39となり、後一つ勝てばJ1残留は確定だろう.今でも入れ替え戦対象順位の鳥栖との差は12なので大丈夫と言えそうだが、去年の例があるのでこれからも勝ち点を伸ばしACL圏内に行けるように勝利は必要である.

 

 これで公式戦は、中断し、間に入るルバンカップを戦うことになる.今まで大きなタイトルは無縁なチームなだけに一つとって歴史を作りたいところである.ただし、ルバンカップACLの出場権の対象ではないためリーグ戦が大切なのは間違いない.

 首位の東京は崩れるかと思ったが中々崩れない.アウエー9連戦がどうなるか見ものである.