対 ガンバ大阪(A) 5-0

 曇り、気温は13度.肌寒さが募ってくる.既に10月なのだから何時もの季節感に近付くだけなのに時折暑い日が来るので季節感を失ってしまう.

 

 

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 コンサドーレを応援している一人としてある意味「笑劇」の試合だった.最後はあと何点取られるのだろうと心配になるほどだった.

 

 試合の詳細を書かかないが、いつものワントップならジェイ選手なのだが、なぜか鈴木武蔵選手だった.この意図は?

 試合前の練習でチャナティップ選手が怪我をし、急遽、シャドーに荒野選手が入ったが、試合ではいつもと同じようなボランチ+フリーマンとして動いていたので、感じとしては守備の人数が増えた.そのため後半から宮澤選手に変えてロペス選手が入ったが、それなら最初からロペス選手が入るべきだっただろう.そして、ロペス選手に欠かせないルーカス選手もと思うが、そうすると攻撃に重心がかかり過ぎてバランスが悪いと思ったのだろう.

 前後半の鈴木武蔵選手は、いつもの切れがなく相手を振り切れなく、更に後半加わったロペス選手は上手く連動しないという負の効果しか見せなかった.

 

 9月10月と試合数が少なく、選手たちは十分休養しながらトレーニングを積んでいるはずなのに、なぜかこの試合は体が重かった.ハッキリ言えば切れがない選手が多いという印象である.

 そのため状態の良い選手悪い選手でリズムがくるっている感じである.それを一つにまとめるようなタクトを振る選手が真ん中にいればよいが、コンサドーレの中でその役割をする選手はいない.

 本来ならチャナティップ選手がその役割をするべきなのだろうが、言葉の問題があるのか周りを上手く使うという感じではなく使われるタイプに徹している.そしてこの試合欠場するという感じになりそこに当てはまる選手が不在になってしまった.

 

 よーく見渡しても、そういったチームを落ち着かせる選手がいない.ジェイ選手も選手たちを引っ張るタイプではない.小野選手がまだ若くバリバリ活躍できるなら移籍はしなかっただろう.このチームに必要なのは、そういったタイプの選手なのだろうことは良くわかった.

 

 5日後のルバンカップの試合またガンバと戦うことになる.この試合で相手を元気づけてしまったため苦しい戦いになるのは間違いない.

 

 もう一つ気になるニュースがあった.

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 このニュースを聞いて本当に胸糞悪かった.もし、こういった指導者の下で練習をしなければならないとしたらと思うとその被害に合った選手たちが本当に可哀想である.

 

 湘南には、元コンサドーレ藤田征也選手も所属していたので気になってはいたのだが、あの規律を持ったチームを維持するには選手たちをロボットに仕立て上げなければならなかったのだろう.そのために、誰かを犠牲にして他の選手たちに影響力を及ぼしたと考えれば納得がいく.所謂恐怖政治である.

 

 いつの試合だったか忘れたが、コンサドーレとの試合でも、動きが悪いと前半の途中で交代させられる選手がいた.先発で使っておきながら前半で変えられるというのは屈辱的である.高校の試合でも交代ではいった選手が直ぐに交代させられることがあるがあるがあれも選手のためにはならないだろうなと思う.

 

 今の時代、選手を精神的に追い詰めて勝利を求めるというのは、受け入れられることではない.何かそこに古さを感じさせる.

 このようなことは勝利至上主義なら当たり前に行われていることで、下はスポーツ少年団から高校、大学までいたるところで目にすることでもある.スポーツを通して人を教育する時代は終わったと思う.今は、教育ではなく、与えた訓練や環境の中から自分で伸びていく選手を上にあげていく時代である.

 上に上がっていけない場合は、そのレベルにあったチームでスポーツを楽しむというのが正解である.自分の実力は、選手であればだれでもそれを肌で感じているはずである.自分の技量は自分が一番知っているからである.それでも試合に出ることが楽しいから練習を積み重ねているのである.

 

 このような環境でスポーツを行いそこから零れ落ちた人たちがそのスポーツを嫌いになるのが一番問題なのだと思う.