台風19号

 曇り、気温は10度.昨日は雨と風が強かったが、今日は一段落している.

 

 大型の台風19号が日本に近付いてきている.この台風も進路予想を見れば北海道は直撃しなさそうだが、前回の15号で台風の被害を受けた千葉県はもしかすると影響がある可能性がある.

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 近年の日本周辺海域の海水温上昇が影響していて中々勢力が衰えずに日本に上陸してくる.その勢いは日本上陸するゴジラのようである.

 

 今回の台風は大型と言われているが、大型の定義は、風速15メートル毎秒の範囲が500km以上~800km未満のものをいう.それ以上は超大型というのだが、日本に超大型のまま上陸した台風はない.

 範囲が800kmというと日本列島の大半を覆う形になるのでもしそういった台風が今後増えるようだと台風シーズンになると日本を脱出しなければならないだろう.

 

 ただし、超大型、大型という呼称は台風の大きさを表す呼び名で、強さを表しているわけではない.強さの表現は、「強い」 33m/s以上~44m/s未満、「非常に強い」 44m/s以上~54m/s未満、「猛烈な 」54m/s以上となっている.

 また、中型、小型の台風という呼称も以前はあったのだが、小型でも勢力の強い台風が存在し、その呼称により被害が少ないと誤解されやすいということで2000年からその呼び名は使わず、大型未満のものは全て台風という呼び名に代わっている.

 確かに、小型の台風という呼び名で表現されると風も弱くたいしたことのないように感じて油断してしまう可能性が高い.

 

 台風19号は、今のところ太平洋を時速20kmくらいで北上を続けている.このスピードも偏西風が吹く緯度に近付くにつれ風の影響を受けて速度を上げるので日本列島に近付くと急に早くなるのはそのせいである.だから、台風の進路予想の予報円の間隔は徐々に長くなっているのはそのためである.

 

 今の時期の上空の大気は比較的安定して流れているので、概ね気象庁が発表する台風の進路予想はその通りになる.今回の台風も間違いなく12日、13日は日本列島に影響を及ぼすことになるので備えが必要である.