台風のようにマスコミも迷走する

 霧雨、気温は17度。このところ朝晩は涼しい。あの眠れないような熱帯夜はどこへ行ってしまったのだろう。

 昨日書いた台風5号だが、徐々に南西諸島付近に近付いてきており週末には横断していく予想である。しかし、この後の進路は不確定で、少しでも西寄りの方角へ進めば日本には上陸しないで終わる可能性もまだある。この後の太平洋高気圧の勢力次第である。

 

 天気図を見ると夏の間どんと居座るはずの高気圧が無い。どちらかというと太平洋の北に高気圧があり太平洋の中心には低気圧が居座る感じである。普通、磁石のNとSがペアなように、気圧も低気圧の隣には高気圧がある。世界の気圧が同じなら低気圧、高気圧はできないのにできるということは、全ての気圧を足し合わせればプラスマイナスゼロの平均になるはずなのである。

 だから、日本付近の高気圧の勢力が弱いため、進路を邪魔されない低気圧は、丁度竜巻のように進路をフラフラしながら進むしかない。だからこれだけ迷走していると言える。フラフラしているのだから当然予想は付けづらく、その前に接近した台風9号が中国大陸に向かったように今回も中国大陸の方に進む可能性もあるし、何かの風向きから日本列島に沿って北上する可能性もあるのである。

 話が変わるが、内閣改造のニュースが昨日の夜から盛んに出てくるようになった。予想では、野田聖子氏、河野太郎氏が入閣ということである。安倍首相もこの辺りの人事のところは、あてはめてみて当たればOKということなのだろう。

 しかし、北朝鮮、中国、韓国との対外的駆け引きが続くこの時期に、河野太郎氏を外相に持ってくるというのは、中々と言える。どう動こうとも話題になるのは必至だろう。

 それにしても、あれだけ焚きつけた加計問題も蓮舫氏が辞任した途端、民主党、支援するマスコミも静かになり、今は、籠池氏の逮捕のその後をニュースに流すことになる。

 しかし、今度の話は刑事事件であり、詐欺事件も絡むことから下手なことは記事にできない。その辺り嘘を記事にすれば後で損害賠償或いは裁判に影響を与える恐れがあるからである。

 今後の報道は、今まで程ワイドショーをにぎやかすようなことは無いと思われる。ニュースが無いのだから北朝鮮の問題がその代わりになるはずなのだが、安倍追い落としを狙ったマスコミはそこは敢えて報道はしない。報道しない自由を行使することで自分たちの首を絞めているとは思っていないのだと思うが、日本が武力で北朝鮮に立ち向かえ何のなら、やはり経済制裁の強化を考えなければならないのだろう。

 しかし、経済制裁を行おうという機運がマスコミには見られない。普通なら北朝鮮に資金を出している日本国内の企業を暴くくらいの取材を行いそれを報道すべきなのに、その辺りは本当に熱心ではない。

 

 更に、日本に流通する覚せい剤仕入れ先が北朝鮮ともいわれているのだから、日本国内から流れる資金が北朝鮮の核開発やミサイルは製造および発射実験の一部になっているのは間違いない。北朝鮮に金が流れる一方で、日本国内にもそれで潤う一派が居り、何らかのマスコミ対策に金が回っている可能性が高い。

 だから、この時期不自然にマスコミの報道が偏っているのだろうと思う。もしそうでなければ上に上げた様な北朝鮮制裁に対する報道が出るはずだと思うからである。