ニュースも陰謀が渦巻くようになる

 曇り、気温はマイナス1度.今日が寒さのピークでこの先気温が上昇していく.ところにより気温は10度以上になるらしいので積もった雪も解けてしまうかもしれない.

 しかし、冬は確実に北海道を覆ってきているので寒さも雪も日に日に当たり前のようにやってくる.

 

 マスコミの話題は、目まぐるしく変わる.沢尻エリカの話題が燃料が乏しいためか急速にしりつぼみになり始め、そこに卓球の水谷選手への恐喝の話、フィギュアスケート織田氏へのパラハラ問題と続く.そして、国会で追及されている「桜を見る会」問題は、時の首相が絡んでいるので野党、マスコミも話題に昇る.

 安倍首相への追及は、野党の失地挽回のために引くことはできないだろう.だからと言って国民は野党に次の政権をになって欲しいとは願っていないだろう.何故なら、政策論争をしない者が政権を担えるはずは無いと考えているだけである.いうなれば自民党の慢心を懲らしめる警報機のような役割として利用したいと考えているのだろう.

 今までの野党の実績で目立ったものは何もなく、モリカケ問題として引っ張ってきただけでその間に政策論争は何もなく、ただ、自民党安倍氏を非難してきただけである.

 ここまで政策論争をしないのなら野党の存在意義は薄い.もし政権交代を求めるならやはり日本という国をどちらの方向へ誘うのかをはっきりするべきだろう.

 

 とはいっても今回の「桜を見る会」の騒動は、安倍氏の慢心の表れである.もしこの問題が長引くのなら退陣もありうるだろう.今までもそうだが、長期政権の驕りは見えていた.内閣改造でも慎重に抜擢しなければならないはずなのに素人の政治家を起用するのも慢心の表れである.自分を律することができないのなら潔く辞めるべきだろう.

www.nikkei.com

 そしてその時アメリカでは、香港のデモを支援するような法案が可決された.トランプ大統領の弾劾審査が行われている最中でも普通に行われている.翻って日本では、香港デモを支持する声はマスコミから聞こえてこない.聞こえてくるのは、事件としてのニュースばかりである.

 それでも昨日、あの朝日新聞が新聞社の人間ではないが、外部の識者からの声として香港弾圧に対する非難を記事として載せた.あの朝日新聞がである.

 それでも自社の社員が言っていないのは中国に対してある程度の忖度があったのだろう.デモの中で死者が発生しており、その中心が若者ということで何らかの決意を表明したかったのだろう.それが無ければ、今まで政治に不満をぶつけようと若者に対して煽っている立場として同じ世代の行為に対して支持する立場を見せなければならなかった.

 ただ、やはり中国に対して面と向かって香港の自由を守れと言ってこそ日ごろ言っているCMの言葉に嘘偽りはないはずであるので少し期待している.もし日本が中国のようになれば新聞などの言論機関は共産党の監視下に置かれ自由な言論は保証できなくなることを知っているはずなのに何故か中国に関しては一党独裁の方針を認めてきた経緯がある.

 反安倍キャンペーンも良いが、香港の自由支持キャンペーンも同様に行ってこそ天下の朝日だと思う.