今年も北朝鮮で終わるのか

 晴れ、気温はマイナス11度.このくらいの寒さになると今の気温がどのくらいなのか判らなくなる.人間の感覚はある程度を超えると鈍るのだろう.

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 トランプ大統領が下院の弾劾決議を受けている間に金正恩は、自分の方を見ろと盛んにアピールしている.ロケットマンの異名のように彼は地球から本当に飛び出したいのだろう.その原動力が何なのか判らないが、彼の中で北朝鮮は、踏み台にしか過ぎない.国民を飢えさせずお金を稼げるような国にしたいのならどこかで妥協する必要があるが、その妥協という言葉が彼の辞書にはないらしい.

 その点でいえばトランプも同じ性格をしているのかもしれない.だからトランプは金正恩と面と向かって話をするのだろう.そこに同じ共通点を感じてシンパシーを覚えるのだろうと思う.

 

 これに関しては、日本にとっては迷惑以外の何物でもない.自分で騒いで自滅してくれれば良いのだけれども、自滅する時は色々なものを道連れにしそうだから厄介だ.

 

 こういった騒ぎが現実に起きていることを多くの日本人は他人事と思っているだろう.目の前で爆弾が爆発しない限り遠く離れた出来事は自分にとって無害だからである.多くの人が犠牲になって初めて騒ぎ出すのが目に見えている.

 その傾向は、どこの国にもあることで日本が特に特異的なことではない.多くの人間はそういうようにできている.そこまで考えるの面倒だからである.

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 その中で、日本の総理大臣は中国にいた.中国の厚遇でさぞかし気をよくしているのだろう.何か変な罠にはまっていなければ良いが、実際のところは判らない.マスコミは韓国大統領との差を記事にしているが、来年来日する習主席を持て成してもらうための布石の一つなのは間違いない.このくらいのことは平気でやるのが中国であり、それを不思議と思わない国柄なのは既に知られているところだろう.

  

 ところで安倍首相は香港やウィグル族の問題について話したのだろうか?韓国は早々にこの問題を中国の内政問題と言い、中国からの反発を防ごうと先手を打つ形で行動した.国の利益を考えたうえでの発言だろうが、韓国は強い物には逆らわないという点は変わらない.中国は、朝鮮戦争時代に敵として戦い同胞が中国軍に蹂躙された過去は気にしないらしい.

 

 日中韓米そしてロシアが北朝鮮問題の当事者になるのだが、それぞれの国の思惑が交差して解決策が見えないところが問題である.できるなら関りになりたくないというのが本音になる.