WHOのパンデミック宣言は遅きに失した

 曇り、気温はマイナス1度.昨日の夕方から降った雪はふかふかではなく締まった雪で丁度絨毯の上を歩くような感触である.

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 このタイミングでパンデミックを宣言するのは、中国への忖度が見え見えである.発生直後にパンデミックを宣言していればこれだけ世界に拡大しなかっただろう.そして中国の感染の広がりが落ち着いたころを見計らって宣言することで中国への影響を少なくできる.

 パンデミック宣言をしたとしてもWHOがこれ以上の支援ができるわけではない.既に世界に感染が広まっており医療資源は自国民のために集中して使用しなければならないため他の国に回す余裕が無い状況にある.

 悲惨なのはやはり医療体制が十分に整っていない国に感染が広まり、多くの人が亡くなることである.これから相当の犠牲者が出ることを覚悟しなくてはならない.そのためにも新型コロナウイルス用の特効薬の開発が急がれるところである.

 

 そして北海道であるが昨日も新たな感染者が出た.

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 新たに7人の感染者が出たわけだが、感染経路が明らかな人の他にやはり感染経路が不明な感染者がでている.これが全て感染経路が明らかな症例ばかりになれば囲い込みが成功したと言えるが、まだ、その域には達していない.

 それでも道民に対する外出自粛は効果があるといって良いだろう.もしそういった対策を何も取らなければ、道内の感染者の数は相当な数になっただろう.

 ただし、ここで油断して手綱を緩めては元も子もない.今後もこの体制で行くしかない.