新型コロナウイルス感染早3年

 雪、気温はマイナス7度.5cm位の雪が降ったが、この後晴れ間も出るようだ.

 

 今日で新型コロナウイルス感染者発生から丸3年経った.相当な年数この感染症に苦しめられたわけである.損失は相当なものがある.

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 中国で最近の新型コロナウイルスの死亡者数を公表したが、この数字が本当か怪しいとされている.実際は、この数字の何倍の死者数が出ているが、余り大きな数字だと中国政府の信頼が揺らぐと考えているようだ.

 今まで中国はゼロコロナ政策で感染拡大をゼロに抑えるために厳格な体制をとっていた、その体制を維持するために相当な金額を注ぎ込んでいたと思われ、中国政府にとって過大な負担だったわけである.更に不動産バブルの崩壊もありどれほど赤字を蓄えているか判らないほどである.

 また、中国社会は日本の比にならないほどの高齢者を抱え、その高齢者を養う費用もこの先うなぎ上りに成ると予想されており、もしかすると今回のコロナ政策の返上は、高齢者を間引く算段ではないかと疑われている.国家として国を成すためには健康な成人がいればよいという理屈なら高齢者は不要な存在である.そういうことを考えて国家として見殺しにする政策をとる

のもあり得るから恐ろしい.

 それに比べて日本は、コロナワクチンやマスクなどこれまで取ってきた政策は弱者に対してフォローする姿は中国と比して優しい国であると言える.早々と新型コロナウイルスに対して自然免疫を獲得することを目指したヨーロッパやアメリカは自分の身を守るのも自由という原則に則ったやり方をする国は人間の命にとって非常にドライであると言えるだろう.

 国家は、歴史を経て育つが、その育ち方により国民の考え方や政府の考え方の基本的な部分で異なるのは改めて認識されることである.日本が歴史的に島国として他国からの侵略をそれ程受けることなく過ごし、戦争の多くは国内での内戦で有った.他国と戦争をするのも明治政府が出来て以降のことである.

 戦の理は同国人同士の戦いであり相手との間に戦における戦い方があり、それを破れば卑怯者として後世に伝えられることになる.そこに戦における様式美が誕生し義理人情の世界があった.そして外国人と戦うようになると相手は人間ではなく鬼畜と戦うという考えになった.それは外見が異なるという理由で人間扱いしないで良いという考えからである.しかし、その中にやはり戦国の戦いを礎に戦う事は様式美としてあったのだと思う.その辺りが、ヨーロッパのように領土を接し相手を悉く完膚なきまで滅ぼさなければ後の世代にまた戦が起きると考える歴史の差で有る.

 

 ウクライナ戦争もその点で言えば、相手を完膚なきまでに倒さなければと考えるなら世紀を跨ぐ戦いになってしまうだろう.多くの戦士が戦いに疲れ戦争を嫌うようになるまでは終わらない.その厭戦気分がどちらに早く現れるかと言えばロシアの方だとも言える.その点で言えばロシア国内で何時反乱がおこるのかということも戦争を終わらすという意味で重要である.