パチンコ業界は自滅していくのだろうか

 晴れ、気温は10度.夏の日差しを思わせるような熱線が降り注ぐ.今日の日中は相当気温がが高くなるだろうと感じさせる.

 

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 店名を公開してまでも自粛をせず営業を続けることで今後のパチンコ産業そのものが崩壊していくのではないかと思う.その理由はやはり世間を一度敵に回したことである.今いるパチンコ中毒者が永遠に客になり続けることはない.新しい参加者が増えなければ継続していけないは誰でもわかることである.この先のじり貧状態を予見して今稼げるだけ稼ごうという気持ちになっているのだろう.

 今まで設備に投資しても回収できるという形で運営出来ていたためその収入がいったん途絶えればその資金回収モデルは破綻する.今の状況でパチンコ店を訪れるのは依存症の人である.

 もしこのまま営業を続けることで感染者が増えて行けば、国も動かざる負えない状況になるだろう.この際、国家権力を使って本来なら規制すべきだろうが、その国家権力である国会はこのことについて議論している風は無い.余程国会議員にお金が回っているのだろう.しかし、今後国民の目が厳しくなり金が回らなくなればその時点で金の切れ目が縁の切れ目となることになるのだろう.

 

 新型コロナウイルスの被害は、ある意味自然災害だが、これは国民一人一人が協力して対処すればその期間は短縮できるものである.その協力がないばかりに日にちが経てば経つほど将来の収益が減っていくことに気付かない.

 人間は必ずしも将来の利益が予想されるのにも関わらず目先の利益を得ようとするものである.将来の100よりも今すぐ10貰らうほうが得と考える人の割合が多いということである.

 そしてこの雰囲気を作り出しているのは、やはりマスコミである.今のニュースは、感染症の話と同時に給付金がどれだけもらえるかに移行している.どの局も今の時間を耐えることが大事だと言っておきながら、我慢できない人の話題ばかりを取り上げ国民の行動に水を差す.じっと我慢している人が大半なのにそこからあぶれる人を取り上げることで、それに倣い追随する人が出ることを期待し、更にそれを取り上げ油に火を注ごうとする.それが彼らの今までの流儀なのはわかるのだが、非常事態にでも同じ行動を取るのなら今より更に見放されていくことだろう.

 パチンコ業界の苦境は分かるが、今となっては不要な存在になっている.その不要な存在というレッテルが固定してしまえばこの先は回復することは難しいだろう.