札幌市の発症者が中々減らない

 曇り、気温は6度.道路の桜は綺麗に咲き誇り春を感じさせる.しかし、その賑わいを愛でて宴会をすることが無いのはさみしいことである.

 今年のゴールデンウイークは、毎日が寒かった.雨も降ったし自粛するにはよかったのかもしれない.

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 新型コロナウイルスの感染は、2019年末と結論付けられた.発生は、間違いなく中国の武漢ということである.他の地域から中国に流行が移ったわけではないことが確認されたわけである.

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 封じ込めが失敗したと外国でも言われてしまった北海道のコロナウイルスであるが、道民が自粛生活を続けていても流行は中々収まらない.その理由は、明らかである.潜在的な感染者が全道に及んでいることである.それもやはり流行初期に北海道を観光で訪れた中国人旅行客が原因だろう.症状を表さない感染者が自由に歩き回りウイルスを拡散し、その行きつく先が免疫力の弱いところにたどり着き症状を表す人が出てきただけである.その経路には数人の連鎖があり、その人たちはそれほど症状を表さず治まったということである.

 その弱い部分が病院で有り、介護施設ということになる.いうなら感染の行きつく先に今症状が出てきているわけで、この最終段階がどれほど長く続くかでこれからの状況は変わるのだろう.

 北海道の流行は起こるべくして起き、そして感染の広まりは無自覚な感染者の行動によって引き起こされたと考えてよいだろう.

 それは自分にも当てはまることなのだが、無自覚な感染者というのは、無自覚だからこそ恐ろしい.自分の咳一つで数人の感染者を生み出すことに気が付かない.本来なら外界と遮断された人たちのところへたどり着くまでの過程の中で無自覚な感染者の行動がどれだけ有害なのか目に見えない.だから今でも、自分の行動がどれほどの影響を与えているか判らないのである.

 その状況で考えると今回のゴールデンウイーク中の自粛がどれだけ今後の発症予防に効果があるのか不明である.今回の自粛の効果が表れるのは2週間後ということになるので、その効果のほどは月末近くにならないと判らない.

 本当にもう少し自覚を持った行動を取らないと危険なのは確かである.