蝗害による食糧危機が始まる

 晴れ、気温は18度.天気図を見ると北海道は低気圧に囲まれ本来なら天気が崩れているはずだが、低気圧に囲まれるとその中は気圧が上がるので雲が排除された格好になり良い天気になっている.面白い現象である.2,3日前の天気予報では雨の予報だったのだが.

 天気の流れは、ある意味時間のかかる変化と時間のかからない変化の融合である.時間のかかる変化は地球温暖化などの影響だし、短時間の変化は台風などがあげられる.その中で季節の天候の変化は、長いスパンの変化の一部といえる.その変化の要因にやはり新型コロナウイルスによる生産活動の低下によって熱量の放出が減った影響はあるのだろうと思う.熱量の変化がどの程度変化したかデータは持っていないためある意味トンデモな話なのだが、確実に環境に変化をもたらしているのは間違いないのではないだろうか.

 気候の急激な変化はどうしても人間生活にマイナスの影響を及ぼす.それが激しければ激しいほど生存を脅かされる事態となる.もし新型コロナウイルスが自然環境の急激な変化にブレーキを掛けてくれたならせめてもの救いである.

wired.jp

 新型コロナウイルス以外にもう一つ人類の生存に影響を及ぼす出来事が世界で起きている.それが蝗害である.漢字では蝗だが、バッタの一種であるサバクトビバッタである.

 それが北アフリカで異常に繁殖したバッタは中東を渡りインドに達している.この先東南アジアあるいは中国に及ぶ可能性がある.

 旧約聖書出エジプト記は蝗害について書かれていることで有名である.その中でも表現されているが、天を覆うほどの蝗の群れで空は覆われ真っ暗になるほどと書かれている.

 その状況が今の世界で起きていることなのである.日本でも江戸時代に蝗に作物を食われ飢饉が起きたという記録があるが、それはある程度地域が限定されていたが、今回のバッタの被害は国一つ丸々覆う規模である.

 そのバッタが通り過ぎた後は、草木が残らず食べられ丸裸状態になるというのだから恐ろしいことである.当然作物など人間の食料となるものは何一つ残らないことになる.そのため食糧危機が起きると懸念されているが、どうしても話題は、新型コロナウイルスの感染に持っていかれるため中々人々の話題に昇らない.

 2020年という年は、最初は東京オリンピックの年であったのだが、いよいよもって21世紀の最大の災いの年になりそうである.所謂記憶に残る年になった.