新型コロナウイルスで変わっていく世界

 晴れ、気温はマイナス3度.昨日は大荒れのところもあったが比較的被害は少なくて済んだようだ.この天気も日曜日は回復する予定だ.それでも天気図を見るとこの先、穏やかになるとは限らず大雪に注意しなければならない日も繰り返されるようだ.

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 WHOの調査は、一年を経過した後に行われ、既に調査すべき対象が消え去っていると聞く.これは、WHOのパフォーマンスの一つにすぎなくなってしまった.所謂アリバイ作りである.

何らかの武漢発生説を唱えて手仕舞いするのは確実な感じである.

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 そして、新型コロナウイルスのニュースが溢れる中で、香港の民主化で活動していた彼女のことはすっかり日本では忘れ去られている.他国の事より目の前のことに忙殺され見て見ぬふりをしている状態である.本来ならマスコミがワイドショーネタよりも先に報道すべきことだと思っている.一時期盛んに報道していたが時間の経過とともにマスコミは全く興味を失ったように見える.

 香港の民主化は、日本にとっては重要な影響を及ぼす事柄だった.何故なら、中国という一党独裁の国の中に自由主義の地域が存在することが希望だったのだ.ここから中国が変わる可能性があった.しかし、徐々に香港はその姿を変えていくのは間違いなく.ウイグル自治区のように反乱分子とみなさた人は収容所送りというウイグルと同じ手順を踏むことになるのだろう.

 確かに民主主義だからといって人々が平等な生活を送れるとは限らない.格差社会は存在し貧富の差も歴然としてある.その中で格差がない社会を作り出せれば民主主義の勝利なのだが、却って貧富の差を作り出すことに情熱を燃やす形になってしまっている.

 民主主義、自由主義の自由というものの中にそういった格差社会を認める構造があるのは確かである.更に、自由を守るために法律がありそのルールの中で私権が制限されるのもやむを得ないところがあり、それが共産主義とどう違うのかという議論もある.

 民主主義、共産主義も誰かがルールを作り、それを守らせる組織が存在し、それから外れる者は罰を与えられる.この構造は変わらない.

 では、どこに大きな違いがあるかというと、その権力者を自分達が選ぶことができることである.少なくともその機能は日本では働いている.自分たちの指導者に不満があれば選挙というルールを用いれば変えることができる.

 権力構造を変えるのは並大抵のことではない.どんなに悪政を敷こうともそれを変えるルールがなければ、あるいはそのルールが形骸化されている国には国民の大半が不満を持とうとも変えることができない.

 この新型コロナウイルスの影響が収まった後、新しい世界秩序が生まれること予想される.アメリカ(トランプ)が進めた世界を分断させ敵味方をハッキリさせてしまうようなやり方が進み.世界のルールは変わってしまった.そしてこのコロナ禍により敵味方の線引きがシビアになってきている.ソ連民主化されヨーロッパがEUとなり世界が融合されていくと誰もが思った風景はがらりと変わった.そのころにあった希望は、反動のように世界を変えていく.世界のパワーバランスの変化に日本も翻弄されていくのだろう.