ルバンカップ vs 横浜FM 3-1

 曇り、気温は16度.週末を考えると肌寒く感じる.

 

 今日開いて、はてなhttps化していることにしばらく気付かなかった.そのためログインするのにちょっと手こずってしまった.

 

 昨日は、ルバンカップのホームアンドアウエーの試合があった.スカパーは既に解約をしてしまいテキスト頼りと思っていたが、Twitterの情報からFODがライブ配信するのを知って急遽契約することにした.後で聞くところによるとスカパーオンデマンドは後半通信障害で殆ど見れない状況だったらしいので何のストレスもなく見れたのは良かった.

 

 相手の横浜FMは、突然の監督辞任からの暫定監督で、更にFWの前田、オナウイ両選手が代表に呼ばれている状況で、更に先週の天皇杯は延長PKまで行っての敗戦ということで若干コンサドーレに有利な状況である.対するコンサドーレも万全とはいかず、チャナティップ選手、小柏選手、ジェイ選手、ロペス選手と前の4人が故障で欠場という状況で、中島選手が先発するのではないかと思ってしまった.

 この試合、コンサドーレの先発は、純粋なFWがいない状況で、前に荒野選手、青木選手、金子選手という配置となった.

 開始早々コンサドーレがアグレッシブに相手にプレスを掛けボールを奪いシュートに持ち込む.横浜FMは、完全に引くのではなく、コンサドーレの守備の裏を狙うロングパスを多用する.それでも引かずにコンサドーレは前に進み、左サイドに流れたボールを菅選手がゴール前に蹴るとGKはシュートと思ったらしく前に出ずDFの選手の辺りオウンゴールとなる.

 幸先良い得点でこれで実質3-2となる.横浜FMは2点を取らないと勝ち抜けできない状況になる.

 その後直ぐにもゴール前でフリーの荒野選手にパスが通り右足で蹴ろうとして空振り軸足に当たりあらぬ方向にボールが飛ぶ.一瞬シュートが何故後ろに飛ぶのと思ってしまった.あれは、左で当てるだけで良かったと思う.咄嗟の判断で右と思ったのだろうがパスが速かった.

 その後も、青木選手のシュートチャンスもあり、全体的にコンサドーレが優位に進める.

 そして、飲水タイム後は今度は横浜FMの攻撃が続く、相手にわざとボールを持たしているのか不明だが、得点差で相手に一点入れられてもコンサドーレが有利なので後ろに重心を残す作戦だったのだろうか.

 結構、ゴール前で相手にボールを回され続けシュートが枠に行っていれば得点という機会が横浜FMに多くあった.そこを外してくれたのは、コンサドーレの気迫が勝っていたのだろう.

 前半は1-0のまま試合を終える.

 

 後半は、得点を狙う横浜FMの勢いが勝り、コンサドーレが少し圧倒される.その中で相手の仲川選手のヒール気味のシュートを菅野選手が防いだのは大きかった.あそこで入れられると相手に勢いを渡すところだった.

 そして、相手の反撃を防いだところでコンサドーレが攻め込みCK崩れから福森選手が上げたボールが相手に当たりこぼれたところを菅選手がミドルシュートを放ちこれが相手ゴールの右のサイドネットに突き刺さる.これが結果的に勝利を呼び込んだと言って良い.

 ゴール後、菅選手に荒野選手が駆け寄るそぶりをしながらスルーしたのは笑った.

 

 これで実質5-2となり横浜FMが4点を入れなければ勝ち抜けないことになり、神戸戦のようなミスが起きない限りコンサドーレが圧倒的に有利になる.後は、粘り強い守備と時間を稼ぐボールキープとなるが、さすがに相手の得点を取るという意志の前にゴール前にくぎ付けとなり、宮澤選手がゴール前に上がったボールを後ろにそらすと丁度そこにいた水沼選手にシュートを決められてしまう.これで実質5-3となる.勢いづく横浜FMの選手も徐々に動きが鈍くなり止まってパスを受ける状況になり守りやすくはなった.コンサドーレの選手も足を攣りながらボールに体をぶつけていく.

 そして、右サイドをボールキープしながら相手ゴール近くに進み、ルーカス選手が上手く抜け出し駒井選手につなぎ、駒井選手が横にいる柳選手に横パスするとそれを柳選手がシュートでゴールネットを揺らす.

 とうとう3-1とし実質相手が6点入れなければならないところでさすがに試合は決まった.横浜FMも一矢を放つために攻め込むがコンサドーレがボールを運んだところで試合終了. これでベスト8に進み、ACL組を交えた戦いとなった.

 

 この試合、菅選手の強烈なシュートもあれだが、菅野選手の適確な守備をしたことは隠れたMVPといえる.今季始まった時は、中野選手が先発し、菅野選手が控えに回ったが、それでも地道に練習を重ね中野選手が怪我をしたところで完全に正GKは菅野選手になった.

 身長は低くともあの反射神経は凄いと言わざる負えない.あの動きを中野選手が身に付けなければこの先正GKになっても後から続くGKに簡単にその座を奪われてしまうだろう.そういった危機感は必要である.更に言えばその陰に居る阿波加選手が出てこれないのは残念である.