クラブユース選手権

 曇り、気温は23度.暑い日が続いているが、この暑さももう少しで涼しさに変わってくる.もし、そうならなければ本当に地球温暖化していると言って良いだろう.今年が異常な年なのは間違いない.

 こういった気温上昇は、海面水温の上昇をもたらし大きな台風が来れば中々衰えないということになる.幸い、この気温の中で台風発生してもそれ程猛烈ではなく熱帯低気圧が太平洋海上で発生してもそれ程発達しない.

 今回沖縄付近で熱帯低気圧から台風9号に変わるが、中心気圧は994hpaでそれ程猛烈な台風ではない.更にそれ以外にも2つほど熱帯低気圧が発生しておりそれが台風になる可能性が高いのだが、どちらの方向へ進むか定まっていない.このように今年は台風の出来かたも異常といえるだろう.

 

 昨日のクラブユース選手権は、残念ながらコンサドーレユースは敗退してしまった.この暑さの中決勝まで進めたことは来季のプレミアイースト昇格に向けて弾みが付くのではないだろうか.

 この試合、Youtubeで配信を見ていたのだが、後ろからパスを繋いで相手ゴールにボールを運ぶのはトップチームを彷彿させるが、トップチームと同様に相手の最後の守備を跳ね返すことができなかった.あれだけ相手にゴール前を固められるとそれをぶち破る能力のある選手は、間違いなく代表級の能力を持ち合わせてなくてはならないだろう.

 ユースチームは、学校教育の一環として活動しているわけではなく、プロサッカー選手を目指す若者が集まっている.その中で上に行くためのサッカー脳やテクニックを鍛えて一握りのプロサッカー選手を育てている.

 学校教育の一環ならチーム戦術を磨きそこを育てながら選手個々の能力を高めるのがセオリーであるが、ユースチームは、個々の能力を育てることが先にあって、その能力を高めた選手がその試合ごとの戦術に合わせて試合をする形になる.この前か後かが重要で、全ての高校がそうではないが高校サッカーは勝利するために個は犠牲にされることは許されることで試合に臨んでいる.

 ユースを過ごしている選手たちは、この先プロサッカー選手になったとしてもその時の環境で全く違うことをやらされることがある.それは時の運であり今からそれを予想することはできない.そういう異なる環境であってもサッカーは適切なスピードでボールを正しい方向で蹴ることができ、それを受けて止める技術はどんな戦術でも変わることは無い.決勝戦を見ていてパスやトラップの技術の高さは上手くなっているなと思った.

 全ての選手が希望通りプロへ進めれば良いが、そうでない選手の方が大半になるだろう.そうであろうとも目指す者が一緒の者たちと切磋琢磨した経験は後の生活に活かされていくことと思う.