時代は変わる

 曇り、気温は13度.西から低気圧が近付いてきているためこの時期としては朝の気温が高い.日中もこの気温が続き、徐々に雨が強く降り始めるようだ.この低気圧が通り過ぎるところに寒気がまた入ってくるため北部では雪になる可能性が高い.

 

news.yahoo.co.jp

 コロナ過になる以前から急激にテレビがつまらなくなった.それまでは夜など帰宅すると直ぐにテレビのスイッチを入れ、ながら見をしていたのにその習慣がすっかりなくなってしまった.丁度お笑い芸人がひな壇と呼ばれるスタジオ風景が当たり前になってきた時と重なる.

 テレビ局も番組作りの予算が減らされ番組の予算内で番組を作るという制約の中での工夫だったのだろうが、それを見て何が面白いのかと冷めた目で見るようになった.

 そういった番組作りを進めて行けば徐々に視聴者が離れていくことが判っていながら毎日番組を作っていくことの制作側のジレンマが伝わってくるようだった.

 娯楽として家庭へのネットの進出がやはり大きな津波だった.インターネットを使った番組が増え、テレビに頼らなくとも暇つぶしができる環境が整い始め、そちらの視聴時間が増えればテレビの優位性であるCMが無駄な時間のように思われてしまう.そういった自分に関心のないCMを見ることで視聴権利を得ていたものが視聴者に受け入れられなくなってきたのだと思う.

 検討するには既に時は遅すぎであるというのが感想になる.これから巻き返しを図ることは無理だろう.色々な番組を網羅しながら視聴者を集める時代は既に終わったと言える.この先は何かに特化した番組を放送していくしかない時代になる.

 また、同時にキー局、系列局という存在も不要になるだろう.わざわざ電波を中継しなくともインターネット回線が各家庭に引かれている状況になればそういったことも不要になるだろう.これから民放の淘汰と整理統合が始まるのだろう.それに伴い地方の放送局は地元に特化した番組作りをしなければ生き残れない時代になる.キー局はキー局で系列局ではなく動画配信サービスとして生き残りを探ることになるだろう.

 昭和の時代のテレビの重要性が時代と共に様変わりしていく、時代の流れは何時までも勝ち馬に優しくはない.その時代に合わせた変貌を繰り返さないと消えていくのだということが良くわかる.