W杯予選 2次リーグ vsオマーン 1-0

 曇り、気温は1度.午後から晴れるとの予報だが、寒さは続きそうである.もう11月なのだから致し方ない.

 

 今日の朝早くに日本代表の試合があったわけだが、当然直で見ることは無い.午前3時頃目覚めた時に気付いてテレビをつけて見た.

 DAZNはライブ放送だったので結果を見ないようにしながら巻き戻し試合開始から結果を知らずに見ることができた.ただライブ中の岡田さんの声で安ど感が漂っていたので引き分けか辛勝と予想はしていた.

 前半の日本代表は中央を固めるオマーンに効果的な攻めを見せることができなく、パスミスからのカウンターから何度かピンチを迎えることになった.相手のカウンターからの速い攻めにズルズルと下がるだけなのでボールを取り切れない.更に相手の速いセンタリングに対応できていなく跳ね返すことができない状態で見ていてハラハラしてしまう.それでも相手の選手も速いクロスに反応できなかったりシュートミスで得点ということは無かったのが幸いである.

 前半の日本代表のチャンスは長友選手のクロスに伊東選手が上手く当てられずゴール枠を外れたシュートだけだった.先にも書いたが中央をガッチリ固め大迫選手、伊東選手にはきっちり2人のマークが付く相手に切り替えして前に運ぶスペースもなく、更に大迫選手に綺麗なパスが渡らないこともありただボールを回しているようにも見えた.そして、このチームに加わっている南野選手もパスミスや相手のブロックに跳ね返され、一次予選のような活躍する姿を見せられないでいる.

 前半は0-0で終えてしまい見ている方としては引き分けかなと思ってみていた.

 

 後半開始時に何のインパクトを見せなかった柴崎選手が三笘選手と交代する.相手が守備的である場合、相手ディフェンスの圧力で何の効果的なボールを配給できないし、守備時に穴になってしまう柴崎選手を何故先発で起用するのかここいら辺は監督の采配に疑問がある.一次予選なら守備をしなくても粗は見えなかったが一つ相手の力が上がると攻守のバランスをとる役目のボランチに置いておくのは危険である.それでも攻撃に効果的なところを見せるなら先発もありだが、元気な相手とやる時間帯は難しいと思う.いうなれば日本の攻撃のキーとなるべき伊東選手を生かすにはそれなりの動き出しができる選手が必要でもっと言えば反対サイドで攻撃してくれなければ生かせない.その点で言えば南野、長友選手の左サイドも相手を崩す動きが殆どできなかった.

 その点で言えば左サイドに三笘選手を入れたのは正解だった.彼のドリブルを知らないオマーンの選手はファールで止めるしか手が無かった.それで左サイドが活性化することで右サイドの守備が手薄になる効果が生まれたのだと思う.それで三笘選手の中へのドリブルで相手DFが左に寄ったおかげで右サイドで疲れていた伊東選手が最後のフリーになり得点を取ったのは、まだ日本代表にチャンスが残っていたということだろう.

 そして、最後は残り時間を上手くしのぎ貴重な勝ち点3を得た.この勝利は日本代表にとってうれしいものだが日本代表の将来に向けて光明なのか判らない結果である.

 本来なら監督が試合と共に成長し日本代表の力を高めていくことが期待されていたはずである.そのため、u-23の監督も兼任し若い世代とベテランを上手く融合させたチームを作っていくはずだったと思う.それが、若い世代とベテランを上手く融合できず更に勝つための作戦というものが何も見えてこないのが問題なのだと思う.

 そうはいってもまだ僅差の2位ということで出場が決まったわけではない.年明けの中国との試合でどれだけ戦えるチームが作れるか森保監督の手腕に引き続き期待ということになった.