未来を考えて行動する国になるべき

 晴れ、気温はマイナス6度.今冬一番の冷え込みである.何時雪が降ってもおかしくないが根雪はもっと先のことかもしれない.

 

 Jリーグも終わり、コンサドーレの話題は殆ど聞かなくなってしまい寂しい気持ちになる.スポーツ紙もネタ切れで困っているため日ハムの新庄監督を追っかけているがそろそろ下火になり始めている気がする.スポーツ紙も販売するためには紙面を埋めなければならず、そのために話題を探さなければならないが、読者が興味を持つ話題を探すのも人手がいるわけで、人員整理をしながらそれをやるのは大変で、結局身近なところで済ますしかない.いうなれば負のスパイラルに陥ってしまう.スポーツ紙がこの先経営を続けていくには厳しい時代になったと言える.

 その中で話題を提供しているのが前澤氏である.

 しかし、このニュースを見て前澤氏をよくやったね感動したなどと思う気が自分はさっぱり起きてこない.趣味や道楽でやっている人が普通の人に感動を与えるというのは余程の事情が無くてはならないわけで、彼が宇宙に行き勝手に好きなことをやっている分には興味を引かないと言うだけである.

 

 北京オリンピックの件、アメリカに続いてイギリス、オーストラリアが外交ボイコットすることに決めた.これに関しては世界中の多くの国が同じ行動をすべきだと思う.日本も同じ行動を取るべきだと思う.

 もし中国が経済制裁をもくろむのならそうしろという意志表示をしてしまうことで相手の出鼻を挫く効果がある.日本が自国の利益のために日本企業が影響を受けるからといって行動を起こさなければ、この先も同様のことが起きた場合、中国に舐められ続けられることになる.

 脅しを掛ければ屈服すると判ってしまえば日本は中国の属国と同じになる.対等の国対国で対応するなら、中国の人権問題にNoというべきだし、香港の民主化運動弾圧についてきちんと意見を言うことが出来なければ日本の存在意義はないものになる.

 第2次世界大戦で敗戦しアメリカに占領されたのちに日本は経済復興を遂げたわけであるが、その時国連主義を目指したはずである.世界の平和を外交努力で維持していこうと決めた割には、今まで多くの国のために良い顔をしようとして日本の基準からしても逸脱しているような国に対しても意見を言うことをしてこなかった.

 それをこのまま続けていくのかが問われていると言える.もしこの先も中国と対等の立場を維持するつもりなら日本の考えを主張しなければこの先何時でも中国の顔色を伺って政治を行う国になってしまうだろう.