冬の時代

 曇り、気温はマイナス1度.雪が降り始めたが小康状態になっている.これから徐々に降り始めることになり冬らしい雪景色になるのであろう.

 

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 アメリカから帰国した女性が空港検疫で陰性とされその後オミクロン株陽性になった.その女性の濃厚接触者の男性がオミクロン株の感染疑いがあるとされ天皇杯の準決勝を観戦したとされている.

 当初の予想通り人流を完全に遮断しなければ防御できるわけではないわけで、今の日本の防疫体制では残念ながら防ぎきることができないと思われ、今後更にオミクロン株の感染者が出てくると予想される.

 やはり大事なのは、今までと同様に感染予防に努めることに尽きるわけで、感染を最小限に食い止めるための用心が必要なのは言うまでもない.

 ワクチンのブースター接種は来年2月から本格的に始まるとされているが、前倒しが必要になるだろう.やはりjその場合重症化しやすい高齢者を先に行うことで死亡者数の増加を防げるわけでそういった取り組みが望ましい.

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 日本は景気回復を目指しゼロ金利政策を継続しいる.しかし、アメリカに続いてイギリスも金利を引き上げることを決定した.市中に金が多く流通すれば消費が進み物価が上がることになる.それがインフレと呼ばれるものである.そのインフレが世界的に進む傾向がみられるため引き締めに向かうことになる.

 元々日本は景気回復のためにゼロ金利政策を進めてきたのだが、そのインフレの原因がコロナ過による影響と生産性の低下によるものなのでこのインフレが良いインフレかといわれれば否だろう.

 何故ならゼロ金利の目的は、消費を増やすためにお金が回ることであった.それは、今まで同様消費財が大量に出回ることで生産が上がっていたわけで物価は常に下げ圧力にさらされており、いくら消費してもそれ程価格に反映しないというのが現状だった.しかし、今回の物価上昇は生産財が基本的に増えないことによるものである.モノが不足して物価が上がるということは、生産者が生産したくとも生産できない状況だからである.作れば作るだけ売れる状況なのにかかわらず材料が不足して生産できず価格が上昇するということは、結局利益は上がらないことに通じるからである.

 世界は、今回の新型コロナウイルスの流行で相当の被害を受けそこに多くの資源を投入してきた.しかし、この災害が続けば続くほど国家財政がダメージを受け続け、そのしわ寄せは結局国民の懐に響いてくる.この先税金は上がるし、公共サービスは縮小される時代がやってくる恐れが高く、それは国民にとって冬の時代を迎えることになる.これから迎える自然の冬と同様、その冬の時代を如何に暖かく過ごせることができるかが政府の仕事となる.