ステルスマーケティング

 晴れ、気温はマイナス12度.南の空に半月が浮かぶ.薄青の空に白く浮かび上がる姿は骸骨の様でもある.

 

 

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 TikTokについては、ネットを開くと色々なところに表示される感じだった.以前、個人情報の漏洩という問題が話題となったが、そんなことはものともせず成長を果たしている感じである.今回もルールを無視する振る舞いは、商業主義と同時に中国の力を感じるのは自分だけだろうか.

 今回のルール違反が他のSNSでも繰り返し行われているのは当たり前でである.

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 以前もタレントを使い商材の宣伝を報酬を払って行っていたのにも関わらず、その事実を伏せていたため騒動になりそのタレントは姿を消してしまった.

 その範疇で言えばテレビの番組の一つでタレントが電化製品を購入する番組も番組の作りは公平性を保つような作りをしているが、しっかりと家電製品の宣伝を行っており、これがステルスマーケティングではないかというと相当にグレーである.

 テレビ番組も番組中にCMを流しスポンサーを募って番組を作っているのだからその仕組みはステルスマーケティングというかマーケティングの一つであるのは事実である.

 新聞記事も以前は、紛らわしい広告を載せていたが、その記事と広告が見分けがつかないという指摘から、見えるところに広告と表示するようになったが、その活字サイズは小さく誤認させる気満々なのは知っての通りである.

 この辺りの誤認させると言えば、過去に数多くあったタレント、国会議員などを使った詐欺商法を思い出す.有名なタレントがその会社の商品を宣伝しあたかも優良物件と誤認させ消費者を騙し多くの被害を生む詐欺事件があったが、何割かの消費者は、何故か簡単にそのことを信じてしまう.1割利益還元などという甘い言葉は、どう考えても他人にばらす必要はない.自分で資金を集め運用すれば広告宣伝費を考えれば1割以上の利益を生むことは確実である.そんな確実に利益を生む商売に低金利の今、銀行が金を貸さない方がおかしい.

 しかし、昔から何故か消費者は、その見栄えの良い宣伝文句にコロッと騙されてしまう.今回のSNSも人気があると言えばその話題に飛びつきそれを消費しようとする.その流れに乗ろうと周りも動き出す.TikTokもその点で言えばピークを迎えている.これ以上の利用者を増やすために新規をどれだけ増やすかに今努力しているのだろう.しかし、既に流れは下降線をたどることになるのだろうと思う.その安定期を迎えた時大きくなった母体がどう変化していくか今後の成長の基礎となるのだろう.

 消費者の消費能力は誰にも予想することはできない.その核心が無いだけにどちらに変化するか予想はできない.あれほど隆盛を誇っていたものが数年すれば過去の遺物になることもある.今これを書いているはてなにしても日記からブログになり形を変えてきている.何時までもこの仕組みが維持されるか不明であり時代と共に消えていく可能性もある.