国葬 災害派遣 イベルメクチン

 晴れ、気温は12度.秋らしい天気になった.今週は秋晴れが続く予想.

 

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 安倍元総理の国葬が行われる.賛否両論はあると思うのだが、日本の首相として活躍されたわけで粛々と執り行われることを希望する.

 

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 静岡県で起きた災害について自衛隊への救援要請が遅れた件、きちんとした説明が必要である.Twitter上では、政府が安倍氏国葬を理由に災害派遣を遅らせているというようなtweetがあったが、自衛隊災害派遣を依頼するのは都道府県知事の役割である.国家レベルの災害で有ればその範囲は都道府県レベルを超えるため首相自ら災害派遣を決めることができるのだが、今回の災害の範囲は静岡県内に限定されるため都道府県知事の役割になる.

 前例である静岡県熱海市の土砂災害では速やかに派遣要請をしているわけで、静岡県と今回の被災地である静岡市の関係性が取り沙汰されている.災害が起きて人命にかかわる事態になっているわけで今回の災害派遣は速やかに行われるべきだったと思う.

 

 もう一つ、

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 新型コロナの特効薬ではないかといわれたイベルメクチン.製造元の興和薬品の治験の結果、有効性が認められなかったと発表された.少し期待はしていたのだが、次々と有効性が否定される論文が出されており、今回の発表で有効性は否定されたということになる.

 東京都医師会長もイベルメクチンを使えと言っていたが、偽薬と同じ効果だとしたら塩水を特効薬といって飲んだ状況と同じということになる.この結果をもってイベルメクチン推奨者は大人しく白旗を上げるべきだろう.

 新型コロナについては、バイデン大統領がアメリカでの新型コロナ感染症の収束を宣言した.日本も同様に収束を宣言して欲しいのだけれども実際には患者が発生しており、明日からただの風邪と同じ対応を宣言した場合、混乱が予想される.盛んにPCR検査をしろと主張していたワイドショーなども急な方針転換を批難するだろうし、特定疾患や持病を持つ人などは安心して日常生活を送ることを躊躇するのは当然である.

 日本での収束宣言は、この第7波が収束したタイミングだと思うが、オミクロン対応のワクチン接種や大流行が予想されるインフルエンザが控えているとあってこの冬は色々と困難なことが予想される.収束宣言をした後で第8波が起きれば政府の対応も非難されるわけで、来年春まではこのグレーな対応で進行するのだと思う.