J1リーグ第1節 VS 福岡 0-0

 福岡ホームで行われた初戦。今年は20チームで争い、下位3チームが自動降格というシーズンとなる。

 

 コンサドーレは、退団と新加入という中で新戦力の出来上がりを期待していたが、残念ながら新加入でスタメンを取れたのは近藤選手のみ。他の選手の中でベンチ入りをした選手は、田中克幸選手、長谷川選手、鈴木選手となった。

 これは良かったのか悪かったのかといえば悪いといえるだろう。その理由は、キャンプ中のけが人の多さだろう。練習試合あるいは練習中のケガらしいが、毎年キャンプ中のけが人が多いことが気にかかる。

 この試合、ケガから復帰の駒井選手はスタメンになったが、浅野選手、青木選手、鈴木選手はケガ明けということでベンチスタート。当初、先発と予想されていた高木選手は菅野選手に代わりサブには中野選手ということで何らかの故障があった模様。

 

 試合は、小林選手がワントップとされたが実質ゼロトップでコンサドーレはスタート。結構チャンスがあったのだがシュートまではいかずゴール前で手数を掛けて福岡のDFが戻り切っているためごちゃごちゃした感じとなってしまった。

 相手の福岡も主力のFWが抜けその代わりが上手く補強できていないようで、ワントップのウェリントン選手を抑え込めばという感じだった。その抑え込みは、ケガ明けの岡村選手が完璧といってよいほど上手くやっていた。

 

 というわけでお互い決め手を欠く形で進んだ試合である。その結果引き分けで終わるのは妥当だろう。

 

 後半、田中克幸選手が入ったが、落ち着いてボールをさばけていた。ただし、相手の福岡の選手のマークも緩かったせいもある。先発でも落ち着いてプレーできるなら毎年大卒レギュラーの系譜は引き継がれるだろう。

 後気がかりなのは大森選手のケガの具合だろう。本来ならワントップで先発予想で活躍を期待していたのだが、その雄姿は2年続けて不在というシーズンインとなってしまった。もう一人の期待値の高い鈴木選手もキャンプ中のケガ明けだったため後半交代で入ったが、動きは少し緩慢で他の選手との連携はまだまだ。海外移籍とガンバ大阪でプレーしたのですっかりチームのやり方を忘れたのかもしれない。少し時間がかかるかもしれない。

 また、移籍してきた近藤選手と長谷川選手の2人はまだまだ迷いがあったように見えた。また他の選手もパスを出す先を考えてしまいそれが渋滞した理由だろう。