オリンピック

 晴れ、気温は17度とひんやりした朝である。

引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090501001968.html) 

ブエノスアイレス共同】2020年東京五輪招致委員会は5日、ブエノスアイレスで記者会見を開き、ロンドン五輪に出場した体操の田中理恵選手や競泳の入江陵介選手が出席して選手本位の五輪をアピールした。田中選手は英語で「スポーツの普及、発展のために快適な環境を届けることを約束する」とスピーチした。

 2020年のオリンピック開催地候補のプレゼンが行われているが、東京に対しては、福島の放射性汚染水の問題が影響を及ぼしているようだ。

 2020年の対立候補は、スペイン、トルコだが、それぞれ最近政治的経済的問題を抱えていて政情が不安定だが、東京はそういった事が無い中、福島の解決していない問題に焦点が当てられている。

 そもそも日本にオリンピックが必要かと言われれば、誘致に対する意義があまり感じられない。福島の問題は、東京オリンピック誘致より重要な問題だし、その解決なくしては、日本でオリンピックを行う意義は乏しい。

 オリンピックそのものが日本にもたらす影響は、スポーツ界にとっては重要だが、柔道に見られるスポーツ界の暴力問題は、日本にとってスポーツというより体育会の気質があるため精神論で語られる部分を代えられるか、そういった環境を作ることができるかが目先の重要課題である。

 更に、日本の2度目のオリンピックがまたもや東京で開催されるのが正しいのかというとそうでもない。今の日本で、東京が経済の中心であるのは間違いないが、でもまた東京で行う意味が不明である。大阪でも良いし、名古屋で良いし、福岡でも良い、更に言えば札幌でも良いだろう。東京が開催地にふさわしいとは大半の日本人は思っていないだろう。あのごみごみとした大都会の中で開かれるオリンピックが、スポーツ=爽快という感覚に結びつかない。あのビルだらけの街中で行われる祭典が気分の良いものになるような気がしない。