日本選手、日本人選手

 晴れ、気温は14度、昨日の日中は高かったが急に夕方から気温が下がってきた。

 昨日最大のニュースは、錦織選手の勝利であった。新聞、TVなどは今日も大々的に伝えている。できるならもう一つ勝って快挙を成し遂げてもらいたい。


 その流れるニュースの中で少しい違和感を覚えたのは、「日本選手」と言う単語である。これは、全てのニュースがそうというわけでは無く、「日本人選手」と表記されているニュースも有った。

 日本選手と日本人選手、どちらでも良いと感じる人は大勢いるかもしれないが、このニュースのニュアンス上日本人と表記すべきでは無いかと思うからである。

 確かに日本語上、選手というのは人を表す言葉であるから、人と人とが被る表現となるから日本選手と表記するのかもしれないが、日本という表現は単に地方を差す言葉ではないだろうか、だからその間に接続詞のような意味の言葉が必要だし、独立してそれぞれの単語として表記されるなら、日本人選手が正しい表現のように思うからである。


 昨今、日本の右傾化が問われている。その中で人種的言葉である日本人という言葉を避けているようにしか感じない。それも考えすぎなのかもしれないが。

 もう一つ考えられる理由は、言葉の簡略化である。ら抜き言葉に象徴されるように、日本語の表現は簡略化の方向へ進化している。その一つの表れとして言葉の短縮化の一端なのかもしれない。

 それ以外にもいろいろな表現としての一つなのかもしれないが、日本選手では無く、日本人選手と表記してもらいたいと思う。