対 山形

 曇り、気温は23度。先週は真夏日が続いたが、今週は台風接近の影響で曇りか雨である。

 昨日のドームの試合、墓参りのため実家でテレビ観戦。TVHが放送してくれるおかげで生放送を見れるのはうれしい限り。


 試合は、開始早々のPKで流れは決まった。きっと山形は、前半は守備を固めカウンターで試合を進めるつもりだったと思われる。その時点でゲームプランを再構築しなければなかった、その分コンサドーレは試合を優位に進められることとなった。

 その後、いつも通り相手の攻撃を受け止めて奪った後のカウンターを狙う展開になり、山形の攻撃が続く。思いのほか山形の攻撃は鋭く何故このチームが下位にいるのかわからないほどである。

 ディエゴの運動量は思ったよりも多く、エウセルも中盤のつなぎ役として機能しており、周りも簡単にパスをつなぎゴール前にボールを運ぶ。

 その点でいえば、PKから先制点を奪ったコンサドーレの動きの方が悪かった。相手の選手にプレスに行き折角奪っても相手に渡るし、自分たちのパスを相手に奪われてカウンターを食らうなど、どちらが首位のチームかわからない状態であった。

 その点は、今から相手チームがJ1のチームでミスしたら得点を入れられてしまうというくらいの気持ちでいないと実際上がってあのミスを繰り返していたら危うい。その点はコンサドーレの選手たちにとって大きな反省材料である。

 前半は1-0で終了し、後半開始早々のCKから相手のオウンゴールで追加点をとると、今度はコンサドーレの勢いが増す。その後に、今度は内村の突破から折り返しを都倉が頭、相手の頭、再度頭というように当たり相手キーパーの頭上を越して追加点を決まる。

 しかし、その後山形のきれいな崩しで1点を入れられると、その後はコンサドーレがゲームを閉める動きで相手の攻撃を防ぐ展開になりそのまま試合終了。

 スコア上は3-1と完ぺきな勝利だが、よく考えてみれば相手が勝手に自滅してくれたあるいは満員の観衆が見ている中でみんなの思いがゴールに結びついた感じである。完ぺきに崩して得点を入れるという形ではないためこれは不思議な勝の一つだろう。

 サッカーの得点は偶然に左右されるが、それがコンサドーレの方に優位に働くことは中々無い。勝てるチームの勢いはこうして作られるものなのだろう。

 しかし、これで浮かれてはいけない。次は好調の京都、そして熊本と連敗してもおかしくない展開である。幸運の女神の後ろ髪は、捕まえられるようで捕まえにくい。それがうまく回っているだけに選手たちは試合をこなしてほしいものである。