第3節 鹿島vs札幌 0-2 第2節 横浜FCvs札幌 1-2

 晴れ、気温は20度.少し暑い夏がやってきた.

 

 昨日は鹿島スタジアムで鹿島との試合があった.前回の試合、すっかり記録を書くのを忘れてしまった.ずーと続けていたのにコロナの流行で感覚がおかしくなっていた.そこで2試合分まとめて記録として残しておくことにする.

 前節は、横浜FC1-2コンサドーレという結果で、コンサドーレの得点者は、鈴木武蔵選手の2得点だった.

 中断期間が明けた最初の試合ということでコンサドーレの選手たちの距離感が戻っていない状態なのが試合早々判ったのだが、それでも先制点はコンサドーレが得た.相手の右サイドに出たボールをチャナティップ選手がつなぎゴール前の鈴木選手に渡り、初めのシュートは相手DFに当たり防がれたが、跳ね返りが上手く鈴木選手の前に転がり再びシュートしたの決まった.

 そこから少し自分たちのペースで試合をしようとしたところ、横浜FCのボール回しに振られるようになり、相手に攻撃権を渡したようになってしまった.そうして相手の縦パス一本で、札幌のDF3人が振り切られゴールを決められ同点とされてしまった.せめて一人は相手の進路をブロックする形が必要だったと思う.

 後半は、監督に絞められたのかコンサドーレの動きが良くなって相手をパス回しで振り回せるようになった.相手も交代選手を入れたことで今まで上手く攻撃できていたのに急に連携が悪くなってしまった.交代選手の動きの質と連携というのはどんなチームでも難しいものである.その点で言えば、後半開始早々またもや鈴木選手の抜け出しで追加点を入れたコンサドーレの方が選手交代がスムーズだった.交替の意図が得点を取るのではなく一点を守るというところに選手の意思を統一しやすかった面もあったのではないだろうか.

 その後、試合は波乱なくコンサドーレの勝利となった.

 

 そして、昨日の鹿島との試合.コロナの中断期間があり各チームとも何となくぎくしゃくした試合運びをしているように感じた.その最筆頭が鹿島である.常勝軍団であり、選手の質が高く、これまで何度も苦汁を味わせてくれた相手である.しかし、何故か新監督に交代後上手くチームが機能していない印象が強い.

 更に、今までのレギュラーを外し、新加入選手の起用が続いている.そのためもあるのかもしれないが、選手個々の能力が高くとも全体の動きで見るとチーム全体で攻撃していない印象を得た.

 試合は、鹿島のチャンスで始まった.立ち上がりの守備に不安のあるコンサドーレの隙を突きゴール前に入られシュートを打たれるが、枠内に飛ばずに終わる.その後は、お互いパう回しから攻撃を組み立てるようになり大きなサイドチェンジを織り交ぜながら相手のゴールに迫るが、得点にはいたらない.

 その均衡を破ったのはコンサドーレだった.最終ラインの宮澤選手がドリブルで持ち上がり相手のDFラインの裏に山なりのパスを出す.相手GKも前に出るかゴールエリア内で手で処理するか迷ったのだろう.その隙を突いた形で鈴木選手がボールを上手い具合につま先で浮かし相手GKの頭を超すことに成功.そのままボールはゴールマウスに収まりコンサドーレが先制する.これで鈴木選手は3試合連続ゴールとなった.

 しかし、その鈴木選手に不運が起きる.その後のチャンスで相手の裏に抜け出す形でドリブル突破していたのに途中で動きを止めてしまった.どうやら左太もも裏を痛めたようでそのまま交代となってしまった.

 その後は、コンサドーレが鹿島の攻めを受け止める展開となった.それでも一方的に殴らているわけではなく何度か鹿島ゴールに攻め込むが、鈴木選手が居ないことでバランスが崩れてしまったのか最後のシュートが打てない.本当は追加点が欲しいところなのだが、コンサドーレが1点リードで前半は終了した.

 後半は、作戦的には一点を守り切り相手の攻めの合間にカウンター狙いという作戦になったのだろう.相手の攻撃をゴール前で防ぐという展開になる.その中で鹿島の外国人選手の不調がコンサドーレに幸いした.大学生トリオの投入で上手く相手の攻撃をいなしながら相手ゴール前に迫るが、ジェイ選手、チャナティップ選手も後半途中で交代したので、FWは金子選手一人という形で得点の匂いはしない.それでも後半の後半、相手もさすがに攻め疲れで動きが悪くなり、交代しなかったDFは特に疲労が溜まってしまったのだろう.ゴール前で駒井選手がドリブルで相手DFを振り回し、右サイドに駆け上がってきたルーカス選手にパス.そのパスを受けたルーカス選手がまず2人のDFをドリブルでかわし最後はキーパーの動きを見極めながらゴールを決める.ロスタイムの追加点で相手も負けを悟ったのかその後の試合は動かずコンサドーレの勝利となった.

 

 次の試合は、日曜日に在る.この試合を戦って心配な点が多々出てきた.

 まず一つ目は、鈴木選手の負傷である.軽症でも一月以上、試合復帰は無理だろう.無理すれば更に痛めて一年棒に振るかもしれないからである.更に足を踏まれて交代したジェイ選手である.インスタで踏まれた足の写真を公開していたが、次の試合は欠場の可能性が高い.そうするとFWとして誰がでるのだろうか?

 今季加入のドゥグラス選手がいるがあまりにも未知数.後はFW登録は藤村選手になるがどうだろう.

 後は、チャナティップ選手が中々本調子にならない.相手のマークがきついのとボールを持って持ち上がる時に相手が体を当ててファールで止めてくる.相手のゴールに近いならファールもOKなのだが、その前に相手に止められることが多くなってきている.今後もマークが厳しくなると予想されるので怪我が心配である.

 後は、試合間隔が短い今季のJリーグ.2試合連続でスタメンを同じにしたミシャ監督.好調な時は選手を変えないことで有名で、次も変えないとなると選手の疲労が心配である.2試合ともフルに交代選手を入れているが、それでも交代なしで90分試合に出ている選手も複数おり、こちらも怪我が心配になる.DFの進藤選手も手術をした膝を庇っているのか動きに精彩を欠いている感じがするので少し休ませたらと思うが、その所はあずかり知らないところなので何とも言えない.

 ということで次の湘南戦は嫌でもスタメンの入れ替えは相当あるのではないかと予想するが、ミシャ監督の考えは如何にというところである.選手たちの健闘を祈る.