お天気

 晴れ、気温はマイナス7度。ちらほら晴れた空から大粒の雪が舞って落ちてくる。寒さは、昨日と同である。

 天気予報では、この寒さも日曜日頃には一端穏やかになりそうである。しかし、今はまだ11月でこれから冬本番を迎えるためこの辺りは序の口でもっと厳しい寒波が来る可能性が高い。

 このような天気が続くと今年の冬の天気はどうなるのかということになる。長期予報を見てみるとやや暖かい冬となる傾向が強いらしいが、平年並み、更に例年より厳しいという確率もそれ程低くなく、結局冬にならなければわからないということらしい。

 こういった結果は、結局その冬が終わったところで例年通りかそれとも暑かった寒かったというしかない。あくまで予報は長期になればなるほど星座占いのようなものになってくる。

 星座占いが示す今日の運勢が悪くとも実際悪いと思うことが無ければ当たらなかっただし、印象に残る悪い出来事があれば今日一日すべてが悪い日になる。そんな感じだろう。

 だから天気予報の長期予報は気休めといってよい。当たらぬも八卦外れるも八卦と言うがごとしである。ただし、長期予報が当たらないといっても短期予報なら当たるだろうと思っていても100%必ず当たるというわけでもない。最近の天気予報の的中確率はどの程度か調べたところ、気象庁のデータ(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/kensho/yohohyoka_top.html)では、東京の降水の有無の的中率グラフでは、1990年ごろでは83%程度のものが今では87%程度になり徐々に的中率は上がっている。今では8割が予想通りの天候になるが残り2割程度外れるということらしい。

 5日に1日程度は予報が外れたことがあるレベルである。これが低いと見るかどうかは、天候に左右される商売をしている方と一日中ビルに閉じこもり作業をしている人とでは感じ方が違うだろう。

 そんなこんなで、天候に左右される仕事をしているわけではないし、日中は殆ど室内にいてどんな天気か知らずに過ごす人間にとって、当たったか当たらなかったかが気になるのは、やはり休日の天気となる。その時の当たり外れの印象が全ての印象になるといってよい。その点でいえば、今年一年の休日の予報は、微妙に外していることが多い印象である。

 最近スマホのアプリが登場したり、随時自分が住んでいる処の天気予報が表示されていると以外に当たっていないと感じることが多くなってきたのではないだろうか。そういった情報に触れる機会が昔よりも確実に増えたことが天気予報の当たり外れに敏感になってきていると思う点もある。

 ただし、占いと同じレベルではなく、はるかに科学的根拠に基づいて予報していることは間違いない。