プーチンは追い詰められているのだろうか

 晴れ、気温は16度.昨日から気温は低い状況だったのが,朝陽が昇ると共に気温はぐんぐん上昇してきた.今日こそ夏日になるとの予報だがどうなるだろう.

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 天気図を見ると既に西から近付く低気圧の裾が北海道上空にあり、南にある高気圧との間で気圧の谷が出来ている状態である.ここ数日は下り坂に向かって天気は悪くなっていくようである.もしかすると週末に天気は回復するかもしれないが、その辺りは当たるも八卦当たらぬも八卦である.

 

ウクライナ軍が大規模な攻勢、ロシア国防省「撃退した」と主張…反転攻勢へ威力偵察か(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 ウクライナ軍の反転攻勢が始まったというニュースである.これを補完するようにワグネルのトップが「ロシア軍はバフムトから撤退している」と述べていることからロシア軍はそもそもバフムトを重要視していなく、もしかするとワグネルの消耗を狙うために攻撃していたと穿った見方をしてしまう.

 プーチンにとってライバルは必ず排除しなければならない対象で、その対象は味方であっても許されないとなったら対象となる.これまでプーチンの前を脅かす存在がどれほど排除されただろう.その汚れ仕事はプーチンの部下が行っているのだろうが、ますます拍車が掛っているとも言える.プリコジンがワグネルを戦線から離脱させると語ったのは自分の身の安全を計る意味があるのだろう.しかし、プリコジンも政治的野心は隠そうとしていない.プーチン亡きあとはその後釜に収まろうとする野心は見え隠れする.プーチン、プリコジン両者ともに同じ穴の狢である.

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 更にロシア国内でも反プーチン派の活動が活発化している.反プーチンの象徴であるナワルヌイ氏の釈放を求めるデモだが、それが一般市民に共感を呼べばプーチンは遅かれ早かれ追放される可能性が出てくる.そういう弱みが明らかになれば、ますます恐怖政治が進むか或いは大きな暴動が起きるかのどちらかになっていくだろう.その内、プーチンにとって誰が味方か敵か判らに状況になっているのかもしれない.

 

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 これに関連して思うのは、当初、ウクライナによるモスクワへの無人機攻撃、単なる報復と考えていたが、上記のニュースと反対の意味で同じような見方もできるだろう.モスクワ市内を防衛しようとすればそれなりの警備の兵士も武器も必要である.重要な拠点だけではなくプーチンが移動する経路全てに厳重な警戒が必要になるとすれば相当な数に上るだろうし、必然的に彼が移動する場所は限られてくるはずである.また、彼のことを良く思っていない人間が増えれば当然彼のいる場所の情報は漏れやすくなる.彼が得意とする暗殺も当然彼に対しても起きる可能性が出てくるのだからいよいよもって追い詰められていると考えてよいだろう.それはウクライナのゼレンスキー大統領が世界各国を飛び回るのとは対象的である.色々な場所で登場するゼレンスキー大統領に対してプーチンは嫉妬していることだろう.