みあさんの件

 曇り、気温は12度.明日は真夏日になりそうということなので少し楽しみ.

 

 

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 この事件、裁判が始まったのでまた多くのマスコミがニュースを報じている.特に朝日新聞は、以前からシリーズものの記事を掲載したりで熱心に報道している.

 

 このニュースのおおよその全貌はすでにマスコミで報じられているので、多くの一般人のグループは、それなりの情報以上はもう受け付けなくなっているのではないだろうか?それでも事件の詳細を報じようとする何らかの意図は別にあるのではないかと疑ってしまうくらいである.

 

 このニュースに接すると被害者であった心愛さんがどう感じていたのか想像してしまうため凄く悲しい気分になってしまう.

 それは、自分がその年頃の時に同じ境遇だったらどうなっていただろうとか、自分も子供を育てた身としては、何故そこまで子供を虐待しなければいけなかったのか、もしかすると自分もそういった虐待をする親になっていたかもしれないと考えると他人ごとでありながら心が痛むのである.

 

 このニュースについて、これから子供を育てる親になる人たちに知って欲しいと思ってマスコミは報じているのだと思う.しかし、そういった人にこのニュースは届くことが無いだろうと思う.

 新聞を読む世代ではないし、日中、ワイドショーを昼寝をしながら見ている世代でもない.

 残念ながらこれから子育てをしなければならない世代には届いていないにゅーすである.

 

 そして、この記事を読むのは、早朝に目覚める5,60代以上の世代か、テレビのワイドショーを見れる世代しか知ることはない.

 

 我々は、世間の片隅で起きた事件を、まさかとか常識では考えられないよねと簡単に考えてしまう.そしてあたかも別の世界で起きたニュースであると考えてしまう.しかし、この事件は自分が暮らす世界の一部であり、別な次元で起きている事件でもない.その世界に境界は無く何時でも自分の世界に潜り込んでくる世界なのである.