島国

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         昨日の異常な遅さは解消されたようですが、メンテナンス後の不調はいつものことですので、回復するのを待っていれば良いことなので、文句を言うつもりは無いのですが、その原因に対するアナウンスも最近減っているようです。
         Doblogの中の人たちもお疲れなのかもしれません。それに文句ばかりを言っても前には進みません。Doblogの中の人たちとユーザーが共に良い環境を作り上げることが大切と思います。

         昨日書こうと思った話題は、一日経つとすぐ忘れてしまったので別なことを書こうと思う。

         
         日本は、四方を海に囲まれた文字通り島国である。同じような国は、イギリス、オーストラリアなどある。これらの国の共通点はあるのか?実は余り無い。

         オーストラリアは、元々イギリスの植民地を経ているため伝統的にはイギリスの影響を受けているためと、南半球にあることで北半球の国々と気候が反対ということもある。
         
         イギリスは、島国であったが、日本より他の国が離れて存在しておらず、フランスはドーバー海峡を挟んで対岸に見えるという立地条件がある。そのため肉眼で確かめられ更に船で頻繁に行き来できる環境にあった。それにより自由な交易ができる環境があったといえる。

         それに比べ日本は、余り交易が活発でない地域にあり更に文明が発達したヨーロッパとも離れており、その文明や情報が入りにくく、更に一番活発だった時期に鎖国政策をとった事が日本の流れを変えた。
         もっと言えば、好戦的な民族が海を渡ってきづらかったということもある。そのため争いは主に国内のみであり、戦争に伴う文明や文化の流入が少なかった。

         それで何が鍛えられたかというと、自国を如何に統制していくかという内向きの政策能力が強化されたといって良いだろう。
         遠くの相手はいつ攻めてくるか判らないし攻めてこないという状況で、やはり心配になるのは身内からの反乱である。そのためそれを防ぐための方策に精力を費やしてきたといっても良い。
         
         それに比べイギリスは、いろいろな国との交渉が主となり海外へ目を向けることが主流となった。日本のように国内の覇権争いもあったがそれに加え隣国との覇権争いも活発に行われていたため、自分たちの身を守ると同時に隙あらば攻め込もうという気力が満ちていた。
         そのため日本は外交べた、イギリスは外交上手ということになったのだろう。これもまさしくそうだと断定するわけには行かないが、話しのすじ立てとしてはありだと思う。

         今の日本は、外国に通ずる商売も行っているが、日本国民がすべてそうなっているとはいえない。でも徐々にその雰囲気は漂ってきている。お店に行けば店員は中国系の人だったり、繁華街を歩けばいろいろな国の言葉が普通に聞こえるようになってきた。まだ過渡期とはいえ徐々に国際化の波は確実に日本を覆っている。
         もしかしたら10年後には別な日本の姿を見せるかもしれない。