近頃、晴天の日が続くため、朝の冷え込みは相当である。まだ零下20度という寒さはきていないが、これからそういう日も来るのだろう。

 それにしても、北海道の太平洋側は雪が少ない。それに比べ日本海側は順調に降り積もっているようだ。風向きが西から東へ抜けるようだとこの傾向が続く。

 雪道は積もった雪が日中融けて朝晩に凍るため既にカチカチの氷になっている。これも毎年のことだが、除雪車が道路の雪を完全に排除しようとすると除雪車のブレードが、路面のマンホールや凹凸にぶつかり破損するからなのだろうが、必ず10cm程度は削らない上に、ちょっとの雪では出動もされないからである。

 そのため、転倒者が続出し、手首や腰の打撲、骨折で患者さんが増えることになる。道路の維持費が大切か、患者さんの医療費負担が重要かの問題になってくる。

 少なくとも、冬は、北海道の自治体としては出費の時期になるわけである。この辺り夕張はどうなのだろう。あそこは集落が点在し、細いアップダウンの道が多く存在する。あれをくまなく除雪するのは大変な作業量になる。余り積雪量は多くない土地なので出動量は少ないのかもしれない。

 北海道にとって冬は、観光資源として貴重な期間なのだが、それをが過ぎ去るのを息を潜めて道民は待っているのが現実である。