快晴、空の9割以上が青空である。空気は少し冷たく澄んでいる。並木の桜も徐々に芽吹く木が増えてきた。今週末には満開になるだろう。
引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110512ddm002040078000c.html)
福島原子力発電所事故対策統合本部は11日、東京電力福島第1原発3号機の海水取水口近くにある「ピット」と呼ばれるコンクリート製の穴に、放射性物質で汚染された水が流れ込み、海に流出しているのを見つけたと発表した。いつ流出が始まったかは不明だが、東電は同日夕、ピットをコンクリートで埋め、流出を止める処置をした。汚染水をめぐっては4月に2号機取水口から高濃度汚染水が海へ流出している。
外部から水を注入するのだから当然中から水はあふれ出る。普通なら観測装置が正常に動作していれば格納容器内の水位を見ながら注水作業を行えるが、それが不可能な今は、凡その検討で注水作業を続けるしかなく、今後も相当量の汚染水の放出は有りえる。
引用 日刊工業新聞(http://www.nikkan.co.jp/news2/nkx0820110427qtne.html)
東電 高濃度汚染水処理設備を6月に稼働
東京電力は27日、福島第一原子力発電所事故に伴い高い放射線レベルの汚染水を処理する設備を6月に稼働させると発表した。放射性物質の処理システムとして、米キュリオンのセシウム吸着装置と仏アレバの汚染除去装置を採用し、東芝と日立GEが全体を基本設計した。
放射性物質のほか、油分と塩分も除去した上で、処理した水を再び原子炉の冷却に活用する。処理能力は日量1200トン。
汚染水から放射性同位元素を除去する装置が6月に稼働することから、今後これによる坑道内に貯留した汚染水を回収し循環させ格納容器を冷却するシステムを稼働させることで一息つくことになるのだろう。
今までの作業により、徐々にこれ以上の甚大な被害は避けられそうであるが、今後も注意深く作業を進めていかなければならない。