晴れ、気温はマイナス10度以下とまた冷え込んだ。三寒四温というが、これなら四寒三温位の感覚である。
世界は、まさしく軋んでいる。その歪みの元は色々ある。紛争で有ったり、経済的なもので有ったりである。
そしてその根源は、人が本来持つ欲である。仏教では解脱のため欲を捨てろと言われる。そういった浮世の色々な誘惑に負け欲を捨てられないのが人間である。
本来持ったその欲を捨て去った時、人類の歩みが止まるとだろう。人類が人類であるエネルギーの源であるために、その欲と欲のせめぎあいから争いは起こる。
自分がその一切の欲を捨て去った人間ではないことも事実である。人間は、不思議なことに年を取るにつれて、周りから忘れ去られないようにと考える人間と、年老いた姿を見せずに表舞台から消え去ろうとする人間とに分かれて行く。
今の国を操ろうと志す政治家の多くは前者である。自分の名を歴史に残すためにあらゆる手段をとり、表舞台からの退場を拒もうとする。
名を残すことが必ずしも国民の幸せにつながることにはならないのが多くの問題を生む。
世界のひずみは、地殻のひずみと同じである。色々なひずみが合わさることで変動が起きる。まさしく自然の法則と同じで、誰もその破壊的な変動をコントロールすることができない。