夜明けと同時に雪が強く降り始めてきた。このまま降り続けば相当な積雪となりそうである。この時期の天候は刻々と変わるため、最新の天気予報でなければ中々予報は当たらない。気温はマイナス5度くらい。
引用 日本経済新聞(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG20030_Q3A220C1CR8000/)
文部科学省は20日、高校授業料実質無償化制度の対象から朝鮮学校を除外することを正式に決め、省令を改正した。無償化の指定を求めていた朝鮮学校10校に同日付で不指定処分を通知した。
全国朝鮮高級学校校長会の慎吉雄会長は同日、文科省内で記者会見し「極めて差別的な措置だ」と強調。法的措置も視野に入れ、不指定処分の撤回を求めるとした。
文科省は朝鮮学校を制度の対象にするか審査を続けていたが、下村博文文科相は昨年末、「拉致問題の進展がないことや在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と密接な関係があり、現時点で無償化を適用することは国民の理解を得られない」として除外を表明した。
朝鮮学校無償化問題について書く。
ネットでざっと調べてもらえば誰でも判るが、朝鮮学校は学校教育法で定められた学校では無く、各種学校扱いである。
この経緯は不明であるが、学校教育法に定められた学校に成ろうとすれば当然文部科学省の管轄に入ることになるため、朝鮮を祖国として、その国の教育を日本で自由に行うためには、そういった影響が及ばない方が朝鮮学校としてはやりやすいだろう。また、その祖国である北朝鮮の影響も強い。
ここで問題となるのが、日本の援助を受けながら反日教育を受ける学校が存在して良いかどうかである。更に北朝鮮は、核爆弾の開発、ミサイルの発射実験など、世界に対して協調せず独自の立場をとり続けている。
そのような国の支配下で反日教育を行っているとすれば、それを正さなければ援助は無理と考えるのが一般人の考え方になるだろう。
もし、1000人の生徒の中から一人の反社会的活動を行うような人材が育てば、将来の日本にとって禍根に成ることは間違いない。ただそれは、日本赤軍のように、日本人であっても反社会的活動を起こすことがあるので、朝鮮学校だけがというわけでは無い。
教育は、子供にある種の条件を刷り込ませることが可能である。幼いころから日本という環境に育っていても、北朝鮮に忠誠を尽くす子供育てることができる。ただし、全ての子供がそうなるとは限らない。
その学校教育の中に、日朝友好のためのカリキュラムが有って良いし、反日教育は省くことが重要である。既に戦後から70年以上経ち、そろそろ次の時代に踏み出さなければならないためにも、そういった教育がされる施設が公然と日本に存在するのも今後の両国関係にマイナスだろう。現実、対北朝鮮に対する経済制裁等は行われているからである。
北風と太陽という物語のように、暖かい日差しで相手の心を開かせようという考えもある。学校無償化により感謝の言葉を述べる人たちもいるだろうが、その援助自体が当たり前のものであるという考えで感謝の気持ちを持たない人たちもいるだろう。いくら暖かい心を送ってもその心に響かなければ何の効力を持たない。
ただし、迫害などの行為は、少しの事でも心に響き被害者意識を増幅させるものである。この辺りが非常に難しい所であり、人が行う活動の困難さを伴うところでもあるだろう。