曇り、気温はマイナス10度くらい。
昨日に続き、原発問題。
現在多くの原発は停止しているが、この間にも維持費は、停止しているときと同じように掛かっている。(1兆円から2兆円)
維持費の問題は、原発を停止する時にも問題となった。結局は、電気料金に上乗せられ国民が負担している。しかし、その金額が毎月100円単位で上乗せされているために気付きづらいだけである。
結論的には、事故が起きなければ問題ないが、一度起きてしまえば取り返しのつかないところまで影響を及ぼすという事である。
デフレが言われているが、電気料金だけは確実に値上がりしていたわけで、それが国内産業の足かせになっていたのも事実である。
この状況は、原発を廃炉するまでは永遠に掛かり続け、廃炉後もその処理に費用が掛かる。まさしく、開けてはいけない物を開けてしまったというわけである。
ただし、この先もし電力自由化が進めば、その時点で国内の電力会社は破綻する。それを押し留めるために電力業界は積極的に動いてきている。
この先、電力自由化を進めて新しい電力会社ができれば、そこに相応の維持費の負担が求められるが、自然エネルギーの行方如何によっては、その負担は、税金という形で国民負担になるだろう。どう転んでも国民が負担するのは同じである。
まさしく、これは合理主義なのか、そうでないかの違いである。お金を計算すればするだけ原発を稼働させることを容認しなければならない。
もし、お金が無尽蔵にあるならそんなことは考えなくても良いのだが、そうもいかない時代である。