コンサ札幌開幕ダッシュ不発

 晴れ、気温は朝の6時で6度。

 ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまった。桜も予想以上に早く開花し、早咲きの分はもう既に散り始め、少し日陰の桜が今は満開の見頃である。これも先々週にあった気温が高い時期の影響で、今は却って寒いくらいの日が続いている。

 ゴールデンウィーク中は、コンサドーレ札幌の試合も3試合あった。東京ベルディ、栃木、熊本と本来なら勝ち点を積み重ねなければならない試合だったのに勝ち点は計2点と大誤算の結果となった。

 その原因は、やはり戦術だろう。札幌のストロングポイントが何もないことが露呈した戦いが続いた。この連戦を冷静に見てみると、開幕当初札幌の強みと思われていたパス回しに関しては、他チームと左程変わらないか、ここぞという時のパスミスが多い分下手ということ。ハーフライン上のプレッシャーも体力が無くなればスカスカ状態になる点。シュートがまともに打てる選手がいない。

 去年からの積み上げは何処にあるのかと目を疑う状況である。コンサドーレの勝ち試合の多くは、内村システムであったという事が図らずも判ってしまった。もし内村選手が復帰しても、かなりマークされ得点しづらくなることは間違いなく。それを打破するだけの力が残念ながら今のチームには無い。

 その一つが、ベテランをかなり多用してきた点である。開幕当初先発していた若手の出場が極端に減り、その分、スタミナを失う試合が多くなっている。ただ、それでも若手が食い込めない現状は残念というしかない。

 本当に松山光プロジェクトが泣く結果に成ったのが今の札幌にとって痛い。