札幌

 晴れ、気温は10度くらい。

 今日は、札幌ドームでコンサドーレの試合がある。夜の7時開始であるので行けないこともないが難しいところでもある。今日は、仕事人ナイトという事で、名刺等を持参すればSBが1500円で入場できる。抽選で1000名にビール券が当たるらしいので、仕事帰りにサッカーを見ながら一杯というのも良いものである。

 ここしばらく勝ち運から見放され続け、上位との差は開いて行くばかりである。全くもって今年の目標通りJ1昇格を果たすには勝ち星が続かなければ到底無理の結果に成る。

 生え抜きの若手がもっと活躍すれば、それなりに面白いのだけれども、生え抜きが結果を出してくれなくては、応援のしがいが無い。ハッキリ言ってしまえば、今の若手に欠けるものがあるとすれば、上を目指すという心意気だろう。今、彼らにあるのは、上というよりは、札幌というローカルなチームの中でレギュラーを取るという目の前の目標をクリアするのに汲々としている感がある。

 所詮札幌というJ2のチームのレギュラーという目標では無く、日本代表に選ばれるくらいの目標を持ってもらわなければ、本当に伸びないだろう。

 若い時の伸びしろは無限である。しかし、その伸びしろも時間が経つにつれて縮んでくる。それは、一日単位では無く一秒単位で縮んでくる。それに気付く気付かないかは大変な差に成ることを若いうちは知らない。

 

 若者は、明日出来ることを明日に先延ばししても構わないと思っているが、それは、誤解である。もしそれが今日できるなら今日の内に済ますべきである。それが成長の証だから。

 才能あるものにとって、高いレベルに上がれば上がるほどその重要性に早く気付き始める。何故なら周りにそういった人間が集まっているからである。才能の無いものが這い上がるには、周りの誘惑に負けないことである。周りにいる明日でもいいや派に迎合することなく、目指す先の頂を目指すことが必要なのである。

 残念ながら、今の若手は、プロに成れたことに満足しすぎである。プロに成っただけで満足していては先が見えているものである。札幌から巣立った選手たちも目立った活躍をしているのは今野選手だけである。西選手、藤田選手も足踏みしている状態である。あれ程活躍が期待された才能でもそうなのである。

 今後出てくる若手がどれ程活躍できるか、それを楽しみにしている人は多い。コンサドーレもその声援に応えて若手を上手く育て上げて欲しいものである。