情報化社会の危険性

 晴れ、快晴で既に気温は20度を超えている。吹く風も熱気を帯びている感じがする。今日は真夏日である。

引用 時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014071500051

通信教育大手ベネッセホールディングス傘下のベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、グループ会社のデータベース(DB)の情報を不正に複製、持ち出した疑いのある外部業者の派遣社員が、警視庁の任意の事情聴取に対し、「金が欲しくてやった」などと話していることが15日、関係者への取材で分かった。

 ベネッセからは少なくとも約760万件の子どもや保護者の名前や電話番号などの個人情報が流出。警視庁はデータの管理状況や有用性などから、ベネッセがアクセスを制限していた営業秘密に当たると判断。不正競争防止法違反(営業秘密の複製・開示)容疑での立件に向けて、詰めの捜査を進めている。

 以前から、この件に限らず個人情報の流出は続いている。その代表例なのが、ソフトバンクBBである。あれも社内データを多くの人が閲覧でき持ち出すことが可能だった事件である。今回の情報量はその倍程度あり、この数は、日本の人口が1億2千万人だとするとその内の6%程度の情報である。当初最大2000万件と噂されており、その場合なら2割程度の個人情報という事に成る。

 この件に限らず、インターネット上の不正アクセスにより色々な所から個人情報の流出は続きもしその情報を名寄せしたなら相当精密な個人情報を作成することができる。

 普通に暮らしていれば、そんな個人情報を知られていようと平気だと思う人も多いかもしれないが、遠く離れた見知らぬ他人が自分の情報を何から何まで持ち合わせているとしたら気味が悪いし、そういった不正利用する悪党に情報を握られていると知っていても、その情報は消すことが不可能に近い。

 最近、詐欺サイトと呼ばれる個人情報を抜き取る事件もあり、インターネット上でクレジットカード、銀行取引することが危険に晒されつつある。

 どうしてそういう事を書くかというと、自分は、数種類のブラウザーソフトを使用しているのだが、そのうちの一つのブラウザーを開くと必ずJavaの更新を求めるPopupが表示されるようになった。最初の内は、その画面が見慣れた画面だったためついインストールのボタンを押してしまった。

 しかし、そのボタンを押した後必ず出てくるダウンロード画面が表示されず止まったままになっているため、ダウンロード履歴を見てみたが一向にダウンロードされていないのである。

 すこし、不思議に思いながら、オラクルのページに行き、Javaをアップデートして再度ブラウザーを開くとまた出てくる。ここで漸くPopupは怪しいと気付いたのである。そして、URLを見るとそれはJavaの公式サイトでは無く、全く別の所だったのである。

 良く見れば、普段なら見慣れない手順を示す画像が付いており、デザイン的にも素人さが出ているのだが、Javaの画面は本物と同じようにできているため簡単に騙されてしまったのである。きっとそこからダウンロードすることで不正アプリをインストールさせる仕組みになっているのだろうが、それを実行させることが運よくできなかったらしい。

 このような、マルウェアというウィルスではないが、それを踏むことで悪意あるプログラムをダウンロードさせようという危険性が増してきている。迂闊に色々なサイトを見ていると間違って踏んでしまうおそれは多分にある。

 

 気軽にインターネットに繋がれる時代に成ると同時に、簡単に個人情報が独り歩きし、更に悪意のあるプログラムを使用してひと儲けしようと考える人間も増えてくる。

 このまま突き進めば、悪貨は良貨を駆逐するの例え通り、気軽に使用できるアプリは存在しなくなる可能性がある。以前ならFreeでダウンロードしたアプリを気軽に使っていたが、今回のようなことを経験するとそれも非常に危険性のあることであることに気付く。本当に残念なことである。