事故

 晴れのち曇り、気温は15度。


引用 北海道新聞http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0143763-s.html) 

砂川市内の国道交差点で6日、乗用車と歌志内市の会社員永桶(ながおけ)弘一さん(44)の軽ワゴン車の衝突に絡み家族4人が死亡した事故で、軽ワゴン車から放り出された永桶さんの長男昇太さん(16)をRVで引きずり放置したとして、道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された空知管内上砂川町上砂川、解体工古味(こみ)竜一容疑者(26)が「運転直前に砂川市内の飲食店でビールをジョッキ1杯飲んだ」と供述していることが9日、砂川署への取材で分かった。同署は古味容疑者が飲酒運転の発覚を免れるため逃走した疑いがあるとみて調べている。

 この事故、原因が徐々に明らかにされつつあるが、事故に関連して問題があるとすると以下の点がある。

 1.赤信号無視

 2.飲酒運転

 道内のドライバーは最近赤信号を無視することが多くなってきた。信号違反の取り締まりが殆ど無いため(一時停止違反とシートベルト違反、スピード違反は決められた地点で黙々と行っている)と冬道のブレーキが利かないことを理由に赤信号状態でも交差点に進入することが多い。

 またここで危険なのは、青信号に変わる前から交差点に進入しようとするドライバーも存在することである。もし、この2つがかち合えば当然事故は発生する。

 

 また右折信号があるが、この信号は右折以外は停止しなければいけないのだが、それを無視して直進してくるドライバーも多い。

 そういった行為をしてしまう人が増えると、自分も大丈夫という意識になり全ドライバーの例えば1割がそういった行為を行う事で危険が多くなってくる。


 もう一つは、飲酒運転である。一時飲酒運転で逮捕されれば罰金が多額になり免許取り消しになるようになってそういう行為が減少したように思えた。飲食店もほう助になるためそれなりに酒の提供に注意を払っていた。

 また、飲酒運転一回で懲戒解雇になる役所や会社が出てきたことで一定の抑止力を発揮していたが、徐々にその抑止力も薄れ、飲酒運転での懲戒免職も厳罰過ぎるということで解雇はされなくなったように、その効果が薄れて、飲酒運転しても何となく掴るのが馬鹿というような感覚になってきたのだと思う。

 飲酒運転の取り締まりも、繁華街から出てくる特定の道で取り締まりを行っている状況では、そこを通らなければ見つからないという事に成り、結局飲酒運転も事故を起こして初めて明らかになるという事が判ってしまった。

 そうなれば、事故を起こさなければ交通違反をしなければ、見つからなければ大丈夫になり、一回でも成功すると、2回、3回と常習となって来る。

 また、警察には事故や違反を勤務先に通報する義務は無く、報道されなければ勤務先に知れることは余り無い状況で従業員の管理などは自己申告に頼るしかない現状である。

 色々事故が起きるたびに厳罰化されていくが、それによって人間の行動を縛ることは不可能である。交通ルールも99%の人が守ることでスムーズに交通でき、人の安全が保たれている。

 残りの1%が違反をし、ルールを守らず事故渋滞や人命を奪う事態が発生していると言える。それが、警察に見つからなければ何をやっても良いという状況や意識は、今回のような事故を引き起こす。

 そうでは無く、自分が安全に運転することで自分の身を守っていることを理解させるのが重要なのだと思う。