天気予報

 曇り、先ほどは小雨がパラついていた。気温は15度。

 最近天気予報が当たらない。週間天気ならまだしも明日の天気の精度も下がっている。それだけ難しい気圧配置と流れなのだろう。

[引用:tenki.jp(http://www.tenki.jp/guide/chart/)]

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 この天気図は、今日3時の実況天気図である。北海道周辺に3個の低気圧が存在する。低気圧の勢力がもう少し強ければすべて纏まって一つに成るところだが、それぞれがそれ程勢力の強くない低気圧なので離れて存在する。そのため、北海道上空の気圧の変動は大きいと想像できる。

 低気圧と高気圧の関係はがどのようになっているかこの図だけでは想像できないと思う。この状況を説明するとした。お風呂でも洗面台でも良いが、それに並々と水を張った状態から栓を抜くと排水口に向かって竜巻状の渦が発生する。

 

 その並々張った水に丁度3つの排水口がありそれぞれに竜巻の渦が発生した状態を想像すれば判りやすいのではないだろうか。水が丁度空気の流れと気圧の変動と言う訳である。

 その水面に何か細かな粒をばら撒くと、あるものは排水口に吸い込まれ、渦と渦との間にある粒は、どちらにも吸い込まれ不思議な運動をするだろう。その粒一つ一つが気圧の変化というわけである。

 また天気図に戻ると、この実況天気図は4時間前の姿を現している。そして今現在どのような形になっているかというと、簡単に言えば、一日で北海道を横切るスピード位で天気図は動いて行くと考えれば良く、更に梅雨前線は、西日本から関東にかけてあるためそこが冷たい空気と暖かい空気のせめぎ合っている場所であるから、その冷たい空気の上空にシベリア高気圧の張り出しが有り、そこに太平洋高気圧の塊が立ち向かっている状況になっているわけである。

 

 当然風の塊がお互いぶつかり合うのでそのぶつかっている場所に上昇気流が生まれ湿った空気が雨雲になっているというわけである。当然上昇気流の場所は気圧が高くなっているので、その傍らは必ず気圧が低い場所が生まれるので低気圧が前線に沿って発生する理由になっている。

 今後の北海道の天気を予想すれば、この低気圧が北海道を通過するまでは、ぐずついた天気が続き、時折雨が降るだろう。そして低気圧が通過すればその後必ず高気圧が通過するので明日は晴れ間が見えてくるのだが、前線が近くに存在するため雲が多い天気になるだろう。快晴の空も見えるところもあるだろうが比較的雲が多い曇り時々晴れという所か。

 天気予報的に言えば、この前線が抜けて太平洋高気圧が勢力を強めれば本格的な夏が到来するのだが、それは太平洋高気圧を押し上げる原動力となる熱帯地域の活動如何によるだろう。