国会議員の育児休暇

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引用 スポニチhttp://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/12/24/kiji/K20151224011741060.html) 

男性国会議員で前例のない育児休暇取得を検討していた自民党の宮崎謙介衆院議員(34、京都3区)が23日、自身のブログで育休を取得する予定であることを宣言した。

 育児のため男性議員が一定期間、国会を欠席した例はない。男性の育児参加を促す社会と、国会議員の仕事の特殊性から今後、議論を呼びそうだ。

 宮崎氏は、同党の金子恵美衆院議員(37、新潟4区)と今年2月に結婚。通常国会が開会中の来年2月に長男が生まれる予定だ。この日、2人は都内で挙式した。

 基本的に男性の育児休暇の取得も男女平等社会を迎えこの先女性の社会進出が完全に男性と同じになる社会が来たときには、実現していなければならないことだろう。

 しかし、現実社会では、男性の育児休暇を認めてもらう社会にはまだなっていない。その理由の一つが、やはり社会の仕組みが男性優位で、組織の構成上男性に重要な仕事を任せているからとしか言いようがない。

 ある意味、組織の中で自分仕事をつくりその優位性から職場の地位を得ているからである。もし、簡単に替えが効く仕事をやっているのだとしたら、その人間の代りにアルバイトがやっても同じことができるに違いないと考えられるからである。

 替えが効く仕事が多いからこそ派遣が広まり、突然仕事を与えられてもできる仕事はマニュアルが整備され替えが効くようになっているわけである。

 今後、そういった専門性を持たず、育休を誰がとっても誰かがカバーできる社会に成ればその時点で性別に関係なく育児休暇が取れる社会に成っているはずである。

 

 もしかすると今の社会は、自分の代りにこの仕事ができる人間は居ないと考えながら仕事をしている人間が多すぎるのかもしれない。そのために却って自分が休んでいる間別の人間が代りに自分の仕事をこなし、自分以上の実績を上げることを怖れているのかもしれない。

 今回、国会議員が育児休暇を取ることで、社会が男性の育児休暇を認めるようになればと言う思いで一石を投じたいと言っているようだが、本来なら社会がそれを認め普通に男性の育児休暇を認めるように成った時、一番最後に国会議員が育児休暇を取れるようになるのが普通だろう。

 範を示すというなら、今までの彼の活動の中で男性の育児休暇を認めるような行動を取ってきたが問われるだろうし、それが無いなら、自分の都合でその制度を持ち出し、自分がそれを利用することで真っ先に利益の食い逃げをしているようにも見える。

 きっと彼の考えが受け入れられるのも、今後の彼の行動次第であり、国民の最大利益のために彼がどういった行動を取れるかだろう。ただし、今までの経歴をみると胡散臭さはある。